株式会社わくわくスタディワールド

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想像力をもって問題を読む

今日は3月15日,ちょうど試験まで1ヶ月です。
あと1ヶ月で一番大切なのは,過去問演習。どの試験区分でもそうですが,過去問を演習することで,その試験に求められていることが明確に見えてきます。
数をこなすよりも,1つ1つの問題をより深く理解する事が大切です。
丁寧に問題を解きながら,必要な周辺知識も一緒に身につけていくと,効率良く実力をアップできます。
そして,今日すごく感じたのですが,情報セキュリティスペシャリストの試験は,「想像力」というか,「試験問題をイメージする力」って,結構重要です。
情報セキュリティスペシャリストの試験,特に午後2は,会社の状況によって答えが変わります。
例えば,守るべきデータに,お金が絡んでいるときと,命が絡んでいるときでは,対応の仕方が違います。
同じ個人情報でも,投資会社の個人の取引データは,他に見せてはいけませんが,患者の電子カルテは,非常時には見せないと命にかかわります。
状況に合わせて,最適な解,というのは異なるのです。
機密性を守るために暗号化する,といっても,かえって暗号化したために状況が悪くなることもあります。
ハードディスクを暗号化していて復元できなくなった,暗号化していたため情報漏えいを見逃してしまった,など,暗号化による弊害も考えられます。
時と場合によって,最適な解は変わってくるのです。
午後2問題を読むときには,出てくる企業をイメージしながら問題を読んでいくことが大切です。
1社だけでなく2社,3社と出てくることも多いので,それぞれの会社を整理して読むことも大切です。
メーカのX社に,その開発委託先のY社,そして監査を行うZ社,という風に,何社も出てきた時には,それらの会社の関係性も,問題を解くときに意識する必要があります。
具体的な会社名が浮かべば,それがベストですが,浮かばなくても,イメージだけでもできればいいと思います。
いろいろ想像を働かせて,問題の場面をイメージしながら,試験問題を解いていきましょう。