基本情報技術者->応用情報技術者,連続合格のススメ
本日,基本情報技術者試験の合格発表がありました。
「プレス発表 平成24年度春期情報処理技術者試験(基本情報技術者試験)の合格発表について」によると,合格率は23.7%で,今までよりも若干低めですね。(平成23年特別が24.7%,平成23年秋が26.2%です)
基本情報技術者試験に合格された方は,おめでとうございます。
こちらのブログ,「わく☆すたブログ」と,「株式会社わくわくスタディワールド」では,応用情報技術者試験以上の情報処理技術者試験の受験者を対象に,試験対策に役立つ情報をいろいろ提供しています。書籍,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成24年度」も執筆していますし,よろしければ,次の試験対策に,お役立てください。
(2012/11/9に「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成25年度」が発売されました。)
基本情報技術者試験に合格した後におすすめなのは,「すぐに応用情報技術者試験を受験する」ことです。
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は,試験範囲が重なっていますし,忘れないうちにステップアップするのが一番効率的です。
基本情報技術者試験に受かりたての方が,連続して応用情報技術者試験を受けるのが,一番合格しやすいパターンです。
しばらく休んで,業務でステップアップしてから,と思っていると,逆に合格しづらくなります。午前レベルの知識は,繰り返して定着させないと忘れていってしまいますので,定期的に受ける方が効率的なのです。
長いスパンで見ると,連続して受ける,ということが,思いの他大きな差を産むことになります。
あるIT関連の会社で,新人研修のすぐ後に基本情報技術者に合格した2人がいました。
1人はそのまま次に応用情報技術者試験を受けて合格し,そのまま調子に乗ってデータベーススペシャリストやネットワークスペシャリストまで連続して取得しました。そうすると自信がでてくるので,どんどん勉強して,スキルを向上させていきます。勉強が習慣付いているので,試験以外の新しいスキルを身につけるのも早く,順調に伸びていきました。
もう1人は,応用情報技術者はまた時期が来てから,と受験を中断しました。3年目ぐらいに応用情報ぐらいとっとかないと,と上司に言われて取ろうとしたときには,もう勉強した内容は完全に忘れていました。業務も忙しくなっていて勉強もはかどらない,ということで,結局試験を受けに行くのさえやめてしまいました。
その後は,「資格試験なんてとっても実務に役立たない」と資格に対しての攻撃さえするようになりました。
いったん中断してから勉強を再開するのは,思ったよりも大変です。
少しずつでも継続しておいた方が,後々楽になります。
特に受かった後は調子がいいので,そのまま勉強を継続すると,無理なくどんどん伸びていきます。
今までやってきたことを活かすためにも,より高度な試験に向けて,勉強を続けていきましょう。