株式会社わくわくスタディワールド

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プロジェクトマネージャ合格体験記:ザウルスさん

初のプロジェクトマネージャ合格体験記の掲載になります。
今回は,プロジェクトマネージャ試験の合格体験記を数多くいただいていますので,順次掲載していきます。
秋試験でも,論述式の試験(ITストラテジスト,システムアーキテクト,ITサービスマネージャ)を受験される方には,いろいろ参考になると思います。
それでは,昨年秋に「情報セキュリティスペシャリスト合格体験記」を書いていただいて,さらに連続でプロジェクトマネージャ試験に合格された,ザウルスさんの合格体験記です。
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昨年秋のSCに続きこの春はPMに合格できました。
皆さんの参考になればと思い体験記を書きしるします。
【基本情報】
氏名:ザウルス
年齢:53歳
プロジェクトマネージャ試験 受験:1回目
点数:
 午前2 84点 
 午後1 71点 (問1:外部設計,問3:EVMによるプロジェクト管理を選択)
 午後2 A (問2:スコープマネージメントを選択)
【保有情報処理資格】
第二種情報処理技術者
第一種情報処理技術者
特種情報処理技術者
オンライン情報処理技術者
情報処理システム監査技術者
初級マイコン応用システム開発技術者
中級マイコン応用システム開発技術者
情報セキュリティスペシャリスト
【1回で合格できた理由】
以下の2点につきます。
1.プロジェクトマネージャ論文をひたすら読み込めた。
2.「わく☆すた直前勉強会」で論文のアウトプットの確認ができた。
1については,わくすたでも紹介されていたPMの論文集「プロジェクトマネージャ論文集(リックテレコム)」を1月から3月まで,通勤電車の中で,ただひたすら読みました。
得たことは,合格するレベルの論文を肌で感じられたことです。このくらい書かないと合格できないという意識から,これくらい書けば合格できるんだという意識の変化を実感できました。
2の「わく☆すた直前勉強会」については,美月さんのブログにも書かれているように,アウトプットの訓練ができたことです。2時間で書き切るという経験が試験本番で役に立ちました。模擬試験とはまた違った感触でした。
【今回の試験に向けて,勉強した内容】
今回も,TACの通信講座を受講しました。ただ,SCと違って配信映像が無くテキストだけでした。
これには味気を感じられませんでしたので,「情報処理教科書プロジェクトマネージャ(三好康之著)」を一通り読破しました。ポイントが纏めてあるので読みやすいです。
あやふやな知識はネットで調べながら進めましたので,1ヶ月ほどかかりました。
具体的な内容は,以下の通りです。
1.問題演習(午後Ⅰ対策)
「情報処理教科書プロジェクトマネージャ(三好康之著)」の中の問題と,過去問2年分を学習しました。
2.知識の整理(午前対策)
普段の仕事で使っている知識が役に立ちました。
これも,「情報処理教科書プロジェクトマネージャ(三好康之著)」の中の知識で頭の中を整理しました。
試験直前期には,三好康之さんのHPからダウンロードした「試験に出る用語集」を一通り読みました。
試験前に過去問2年分を実施しましたが,良い点が取れて知識が付いていることを実感できました。
3. 論文対策(午後Ⅱ対策)
前述のように,「プロジェクトマネージャ論文集(リックテレコム)」を読み込みました。
設問アの前半部分(プロジェクトの概要と特徴)はどんなタイプの問題でも同じ内容なので,問題のテーマで書き換えられるように,そして早く書けるように頭にイメージしておきました。
4.試験前1週間
「ポケットスタディプロジェクトマネージャ(秀和システム)」で再び頭の中の整理をしました。
しかし,通勤時間帯を活用しての学習だったので,1度しか読めませんでした。
【当日の試験の感想】
当日は,朝早く試験会場に着いたので,喫茶店でコーヒーを飲みながら,設問アの復唱をしておりました。
2時間で書ける論文内容には限度があるので,すばやく書くためにイメージすることは大事だと思います。
各区分の感想は,以下の通りです。
1.午前2
過去問しかも2年前の問題が結構出題されておりました。事前にやっていて良かった!と感じました。
ケアレスミスがありましたが。予想とおりの結果です。
2.午後1
組み込み系が面白そうでしたが,事前の決め事とおり,組み込みには手を出さずに,品質確保策とプロジェクト管理の問題に手をつけました。
問題1の品質確保の問題は,回答を言葉にするのが難しいというか,短く書くことに悩みましたが定石の通りの答えがやはり正解のようです。
深く考えすぎました。6割の出来です。
問題3はプロジェクト管理の定番問題でした。
EVMを使ったプロジェクトなので,定量的にイチ・ゼロで答えが書けました。8割の出来です。
TACやITECの解答速報で答えあわせをしたときには良くても75点,部分点が認められなくて60点ぎりぎりかなという感想です。
3.午後2
私の身にいつも起っている,スコープ変更の問題がありましたので,これに飛び付きました。
論文の骨格を決めるのに30分くらいは掛かったと思います。タイトルを書き出して,小タイトルを追加していって,とにかく,設問には正しく答えるようにとタイトルを書きながらストーリーを練りました。
さて,いよいよ論文の作成です。
イメージしていた設問アの前半を即効で書きました。
後半も何とか埋めると,設問イでぐっと書くスピードが落ちていきました。
設問イを書いているうちに練ったストーリーに矛盾があることに気がついたからです。
軌道修正です。再度ストーリーを練り直しました。(ここで時間を食いました),そうするとなかなか字数が埋まりません。
あせっているからだと思います。気がつくとあと20分しかありません。
そのまま設問イを突っ走って,設問ウを字数ぎりぎりでタイムアップとなりました。
見直す時間はありませんでした。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
論文は準備していっても当日の頭のまわりかたで,あるいは気付き次第で良くも悪くもなると思います。
したがって,試験当日にはどうにでも軌道修正できるようにストーリーをイメージしておくことが重要かと思います。
そして,恥ずかしがらずに「当たり前のことを堂々と書く」ことが必要です。
私の経験が,皆さんのご参考になれば幸いです。
以上