株式会社わくわくスタディワールド

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ネットワークスペシャリスト合格体験記:chocolateさん

学習というのは面白いもので,勉強したときにすぐ効果が現れるとはかぎりません。
実際に勉強したときにはできなかったことが,しばらく時間が経ってみると簡単にできるようになっていることもよくあります。
脳は,何もしていない時に知識を整理したり,神経回路を修正したりするので,勉強していない時間,というのも実はとても大切なのです。

また,試験は水物,という言い方を昔から良くしますが,合否スレスレの実力の場合,同じように試験を受けても,ギリギリで受かる場合もありますし,ギリギリで落ちる場合もあります。

ですので,試験勉強をしっかり行った場合,一度不合格でも次の年に受けると受かる場合というのはよくあります。
今日の合格体験記の方もそうですが,他にも何人か,「前回落ちたショックで,今回勉強しなかったけど,受けてみたら受かった」という方がいらっしゃいました。
あきらめずに,「とにかく受け続けてみる」というのはとても重要です。

ということで,今日の合格体験記は,ネットワークスペシャリスト試験に見事合格された,chocolateさんです。

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【基本情報】
氏名:chocolate
ネットワークスペシャリスト受験:2回目
点数:
 午前1 免除
 午前2 68点
 午後1 74点(問1,問2を選択)
 午後2 68点(問2を選択)


【前回,試験に向けて勉強した内容】
前回(H23)は,下記の参考書等を使用して,H19からH22までの4年分の過去問を半年程度かけて勉強したのですが,午後2で不合格になりました。
以下,勉強に使用した参考書等です。

1.ポケットスタディ ネットワークスペシャリスト(秀和システム)
H19,H20の過去問の勉強に使用しました。
午前対策の部分は,略語のフルスペルが無かったり,説明が簡単だったりしたので,物足りなく感じました。
午後対策の部分は,「書くためのテクニック」が詰まっていたので,参考になりました。
2.ネスペ21(星雲社)
H21の過去問の勉強に使用しました。
午後問題の解説及び基礎知識解説が詳細であり,十分な内容でした。
また,「合格のコツ」がモチベーションの維持に役立ちました。

3.ネットワークスペシャリスト 過去問解説DVD平成22年秋(わくわくスタディワールド)
H22の過去問の勉強に使用しました。
以前から美月先生のブログを読ませていただいていたので,一度授業を受けてみたいと思い,購入しました。
設問の解答だけではなく,その周辺知識も丁寧に説明されていたので,大変勉強になりました。
最初から最後まで納得しながら勉強を進めることができました。
視聴覚を使って勉強できるので,書籍よりもDVDの方が理解しやすいと感じました。

4.わくすたブログ
参考書ではありませんが,わくすたブログが最もモチベーションの維持に役立ちました。

【今回,試験に向けて勉強した内容】
今回(H24)は,全く勉強時間が取れず,ほとんど無勉強で本番に臨みました。
しかしながら,どんなに勉強不足でも受けなければ合格はありませんし,仮に不合格になったとしてもよい勉強になりますので,とにかく受け続けることが大事だと考えていました。


【当日の試験の感想】
午前1は免除でしたので,勝負は午後だと思っていました。
全体をとおして,如何に6割以上得点するか,ということを意識して解きました。
穴埋め問題よりも記述式が書けそうかどうかを問題選択の基準にしました。
空欄は絶対に作らず,必ず解答を書いて埋めるように努力し,また,1点足りずに不合格ということがないように,早めに解き終わっても途中退出せずに,必ず時間いっぱい見直すようにしました。
各区分の感想は,以下のとおりです。

1.午前2
新問題はさっぱり解けませんでした。
しかし,過去問と同じ問題は全て解けたので,6割は確実に得点できたはずだ,という安心感を持って午後試験に挑むことができました。

2.午後1
問2と問3で,どちらを選択するか迷いました。
しかし,問1は手応えがあり,満点に近い自信があったので,問2もしくは問3のどちらかで20点くらい取れればいい,という余裕がありました。
結局,問2の方が記述式問題の解答に自信があったので,問2を選択しました。
3.午後2
問題をざっと見たところ,問2ではIPv6に関する基礎的な内容が多めに出題されていたので,これなら6割くらいは得点できそうだと思い,問2を選択しました。


【今後挑戦したい試験区分】
今後,勉強時間がとれた場合には以下の試験に挑戦したいと考えています。
・システム監査技術者
・データベーススペシャリスト


【今後の受験者に向けてのアドバイス】
1.過去問をやり込みましょう
過去問をやり込むことをおすすめします。
過去問を解きながら周辺知識を整理していけば,充分な知識が身に付くと思います。
参考書等は,過去問の解説が詳しくて,納得ができるものを選んでください。

2.実際に書く練習をしましょう
午後は時間との勝負になりますので,原稿用紙等を利用して,実際に書く練習をした方がよいと思います。
記述式問題でしっかりとした解答が書けないと,6割以上得点することが厳しくなります。
3.合格するまで受け続けましょう
どんなに忙しくても,受かるまで受け続けることが最も大事だと思います。
情報処理技術者試験は,受けること自体が大変勉強になる試験です。
試験を受け続けていれば試験の中で知識が身に付きますし,試験慣れもしますので,必ず合格に近づきます。

以上です。