情報処理技術者試験で合格するのに一番大切なことは,「落ちても受け続けること」です。
基本情報技術者や応用情報技術者試験ぐらいまでは,一発で合格し続けることは可能ですが,高度区分になると,なかなか難しくなります。
全区分取得されている方で,一度も落ちたことがない方は聞いたことがありませんし,私も何回も落ちています。

勉強会やセミナーなどで仲間がいると,モチベーションも維持しやすくなります。
それで何年も受け続けていると,そのうちコツをつかんで合格し,その勢いで連続合格ということがよくあります。

私の知人の範囲だと,7回目でネットワークスペシャリスト試験に合格し,その後すぐにデータベーススペシャリストに合格された方がいます。
3回ぐらいだと普通という気もしています。私自身も,テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)は,3回目でやっと合格しています。

試験の申込を迷われている方は,とりあえず申し込んで試験を受けるということだけでも続けていくことをおすすめします。
受け続けていると,その先には,合格への道が続いています。

今日の合格体験記は,諦めずに受験を続けてITストラテジスト試験に合格された,まささんです。

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【基本情報】
氏名:まさ
年齢:48歳
ITストラテジスト受験:4回目
 (システムアナリストも含めると6回目。)
点数:
 午前1 免除
 午前2 68点 
 午後1 62点 (問1,問3を選択)
 午後2 A (問2を選択)

ITストラテジストは2009年から受験しており4回目。システムアナリストも含めると2004年から受験しており6回目の受験で2012年,やっと合格できました。合格発表を見たときはとても嬉しかったです。諦めずに受験しておれば合格できると言うことを実感しました。
仕事が忙しくあまり時間がとれない中での勉強でした。皆さんも勉強時間の確保に苦労されているのではないかと思います。そんな方に役に立てていただければと思い,合格体験記としてまとめさせていただきます。

【試験に向けて,勉強した内容】
1.午前2問題対策
午前問題は,IPAから過去3年分の問題を印刷し,間違った問題を繰り返し解くようにしました。各問題のキーワードをノートに書き出して,繰り返し出題されている問題を分析しました。午前2では,一年おきに5問程度は同じ問題が出題されていました。

2.午後1問題対策
午後1は,問題集で過去問を解きました。午後1のポイントは,どれだけ集中して問題を読めるか?だと思います。私の解き方は,設問を先に読んでから,問題を読む問題を読む方法です。設問を頭に入れてから,問題を読む時に答えを見つけて印をつけながら読みます。そして,1問30分以内と決めて問題を解きました。30分という時間制限をもうけるこ
とにより集中して読むように訓練しました。
また,勉強仲間と集まって同じ問題を解き,回答内容を添削し合うことをしました。
正しいと考えている回答の何が駄目なのか人の意見を聞くことによりとても勉強になりました。

3.午後2対策
論文対策は実際に手を動かして書く練習に力を入れました。論文対策は,論文を書く時間を確保する事が難しいです。そこで私は論文の勉強会に参加しました。月に一回ですが1日かけて論文を書き,添削してもらいました。
また,他の人の論文も読み,添削しあうことによりとても勉強になりました。難しかったのはITストラテジストの立場になりきること。すぐにプロマネ視点の論文になりがで,指摘を受けて補正しました。

4.毎日の勉強方法
できるだけ,楽に,時間を有効に使う方法を考えました。聞く勉強です。移動時間などのすきま時間に,聞く勉強をしました。
これらを,音声ファイルにしてiPodに入れて聞いてました。
・ITストラテジストの対象者像
・ITストラテジスト シラバス
・合格例論文
・自分で書いた論文
PCのフリーソフトで,テキストファイルを音声ファイルにして,iPodに入れました。
移動時間などにずっと聞くようにしました。繰り返し聞くことにより記憶に残すようにしました。

5.あさべん
午前問題や午後1の勉強は,あさべんを続けました。朝に勉強することです。仕事の後の疲れた状態では効率が悪いと思い,朝に30分から1時間勉強しました。時間に制限が有るため集中して勉強することができました。

【試験の感想】
1. 午前2
過去問には無い問題も結構出てると感じました。正解の自信の有る問題は9問,たぶん正解だろうと思える問題は15問でした。ボーダーライン上。危ないと思いましたが,結果は17問題正解。足切りならずに済みました。

2. 午後1
問題文の中から答は見つけられたと思いました。6割は出来ているだろうという感触でした。

3. 午後2
午後2が一番苦労しました。まず問1と問2の選択でかなり迷いました。オーソドックスと言える問1の事業戦略策定か,旬なテーマと思う問2の事業継続計画の策定か。両方のストーリーを考えた結果,問1では書けない部分が有ると判断して問2を選びました。
ここで,20分経過しており残り1時間40分。書けるか?焦りました。考えたストーリーに沿って急いで書き進め,終了ぎりぎりまでかけて最低文字数で書きました。内容もあまり覚えていないくらいです。これは,駄目だと自己採点していました。

【今後の受験者に向けてのアドバイス】
一番大切なことはITストラテジスト対象者像を理解してITストラテジストになりきることだと思います。ITストラテジストの視点で受験することです。特に開発経験のある人は,開発者やプロマネ視点になりがちなので注意が必要です。

午前問題については,3年分の過去問をマスターすれば合格できると思います。

午後1は,国語力が必要です。問われていることに対して答える。その答は問題文の中に書いてあります。いかに集中して答えを正確に早く見つけ出せるかの勝負だと思います。
繰り返し問題を解いているとコツがつかめると思います。

午後2はとにかく手を動かして自分で論文を書いてみる練習が必要です。論文も慣れだと思います。慣れれば誰でも合格論文が書けます。注意するする点は,ITストラテジスト視点で書くこと。問われていることに答える,この2点だと思います。

最後に,継続しておれば必ず合格できると思います。でも,この継続することが難しいと思います。私は,勉強を楽しく継続するにはどうしたら良いか?考えました。答は,同じ目標に向かって進む仲間を作ることでした。仲間と刺激しあいながら勉強を続ける事ができました。

この合格体験記が皆さんの参考になれば幸いです。ぜひ,楽しく勉強を続けて下さい。
『仲間がいれば,勉強は楽しい。』