データベーススペシャリスト試験の場合,午後2の選択問題は,「迷わず問2!」という方が多いです。
公表されているわけではないですが,多分全体の選択率でも,問1より問2を選ばれる方の方が,圧倒的に多いと思います。

データベーススペシャリスト試験のここ10年ぐらいの傾向では,問2は概念データモデル(ER図)作成がメインの問題,問1がそれ以外の論理設計や物理設計なども加えた問題です。
どちらが得意かは人それぞれですし,年ごとにどちらが難しいかは流動的ですが,勉強する内容自体は問2の方が少なくなります。
午後2問2は,基本的に「ER図が正確に書けるようになる」ことができれば,合格できるからです。

データベース設計は,大きく分けて,概念設計,論理設計,物理設計があります。
問1では,論理設計を中心に,いろいろ出題されます。
問2では,概念設計に特化した問題が出題されます。論理設計,物理設計などは,あまり知らなくても合格できます。

あと,概念設計はDBMSなどに依存せず,データを中心に整理するだけなので,あまり知識は必要ありません。
論理設計,物理設計は,業務やDBMSなどに大きく依存しますので,DBMSに関する知識や業務知識が必要になることも多いです。

ですので,必要な知識が少なくてすむ,問2を選ぶ人が少ないのだと思います。

ただ,必要な知識が少ないということは,その分だけ,深い理解が要求されます。
あいまいな理解だと通用しませんし,単に理解できているだけだと,本番で時間切れになってしまいます。
ER図を書く練習をちゃんと行って,「体で反応できる」ぐらいのレベルになると,2時間で答案を埋めることができるようになります。

時間制限の厳しさは,他に類を見ないくらいで,時間が全然足りないのが,データベーススペシャリストの午後試験です。
これは,「じっくり考えて解く」というレベルではなく,その一段上の,「考え方がしっかり身についていて,さっと解ける」というレベルを要求しているからです。

特に,奇数年の午後2問2は,概念データモデル作成だけの問題が出る傾向があります。
今まで,平成17年,19年,21年,23年の午後2問2は,設問が1つだけで,概念データモデルと,それに対応する関係スキーマを書くだけの問題です。
今年,平成25年の午後2問2も,かなりの確率で,概念データモデル作成だけの問題だと思います。

実務経験があまりなくて,今から午後2を勉強されるような方は,問2に絞って学習されるのがおすすめです。
両方の問題演習を行いながら勉強を進めていくと,だんだん問2を選ぼうと心を固める人も多いです。
実務経験があると,問1の方が解きやすい人もいると思いますが,こちらは勉強する内容が幅広いので,1か月だと間に合わないと思います。

少し宣伝を入れますが,今週末の「わく☆すた公開セミナー データベーススペシャリスト対策+平成22-24年春過去問解説 5回コース」の5回目(最終回)は,「午後2問2」に特化したセミナーです。
概念データモデル設計の学習と問題演習で,午後2問2の演習をじっくり行っていきます。
動画解説として,平成23年,平成22年の午後2問2の解説も付属しています。
3/17(日)のセミナーはわく☆すたオフィスからのUstream配信を予定しておりますので,DVD受講の方や,動画受講の方も,遠隔でのリアルタイム受講が可能です。
よろしければ,ご検討ください。

午後2問2の概念データモデル作成は,「練習してできるようになれば確実にできる,やらなければできるようにならない」という,わかりやすい分野です。
一度じっくり腰を据えて学習してみることで,「質の転換」が起こってきます。

データベーススペシャリスト試験の午後2の演習は,1問やるのにとても時間がかかります。
残された時間をうまく使いながら,確実に演習をこなしていきましょう。