情報セキュリティスペシャリスト試験対策として,わく☆すたの解答解説DVD,「情報セキュリティスペシャリスト 過去問解説DVD 平成24年秋」の発売を開始しました。
これで,過去3期分が揃いましたので,「情報セキュリティスペシャリスト 過去問解説DVD 3期セット(平成23年秋~平成24年春秋)」の発売も開始しております。
(現在発売中のSC解答解説DVDはこちらです。)

情報セキュリティスペシャリストの過去問を徹底的に学習されたい方は,よろしければご利用ください。

なお,DVDで保存しておくのではなく,期間限定の動画だけでOKという方は,「わく☆すた動画セミナー 2013春SC対策+最新3期過去問解説3回コースセット」が,講義もついていてお得です。
ただ,こちらは,すべての動画の視聴期間が,2013年4月30日までとなっておりますので,「今回しっかり勉強して,1回で合格するぞ」という方のみご利用ください。

他の試験でもそうですが,情報セキュリティスペシャリスト試験の場合は特に,過去問での学習がとても重要になってきます。
このとき,「単に演習して,答え合わせをして解いた」というレベルでの過去問演習だと,効果は少ないのです。

情報セキュリティスペシャリストの試験で大切なのは,情報セキュリティに対する「考え方」になります。
これを試験問題で聞いているのですが,単に試験問題の上辺を見ただけだと,「考え方」を理解することができません。

なぜその答えになるのかを理解できないと,「公式解答はこうなってるけど,別に自分の解答でもいいじゃん」と,適当に判断しがちになるのです。
特に最近の情報セキュリティスペシャリストの問題は,ちゃんと答えが一意になるように問題文にヒントが埋め込まれていますので,それを読み取ることが大切になります。
そのヒントを読み取るためにも,しっかり過去問演習をして,「考え方」を身につけることが必要になってきます。

具体的な例だと,例えば情報セキュリティスペシャリスト平成24年午後2(PDF)の問1設問1(2)では,「(1)のリスクに対する対策として,検知及び回復の観点から修正プログラム適用前に実施しておくべき作業は何か。」と聞かれています。

この問で必要な前提の考え方には,リスク対策には,「予防・防止・検知・回復」の4種類の対策があるということがあります。このうちの検知と回復の観点から,解答する必要があります。
ですので,例えば,「修正プログラムを適用して不具合が起こらないか,事前にテストして確認する」のような,リスクを予防するような対策は,誤りになります。

このあたりは,解答だけ確認したり,説明が詳しくない問題集で学習していたりすると,理解できない内容になります。
こういった考え方を学習しつつ,実際の答案で正解を書けるようにするためには,背景にある概念を過去問演習をしながら身につける必要があるのです。

また,情報セキュリティスペシャリストは特に,国語的な問題が多く,「設問でこう限定されているから答えはこれだけ」「問題文の最初にこれがあるから答えが一つに特定できる」という設問も数多くあります。
そのあたりは,適当に演習しているとなかなか気づかないところでもありますので,注意が必要です。

もちろん,DVDや動画で学習しなくても,詳しい過去問解説がある過去問集で,解説をしっかり読みながら学習するのでもOKです。
ただ,情報セキュリティスペシャリストの場合,「この過去問解説なら完璧!」という過去問集はありませんので,いくつかを併用していく必要があると思います。

情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 過去問題集 平成24年度秋期試験/平成25年度春期試験」は,説明に信頼性はありますが,掲載年度が多い分,かなり簡潔な解説になっています。
他の過去問解説や,「情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2013年版」などを併用しつつの演習が必要になってきます。

その他の本も含め,過去問解説は,それぞれ一長一短ありますので,信頼性を確保するなら,複数冊を併用する必要があると思います。
たまにIPAの試験センターの解答例から大きく外れて,独自解釈で解答を書いているものもありますので,試験センターの解答例もきちんと確認することが重要です。
独自解釈で身につくのは,「その解説の筆者独自の考え方」ですので,下手をするとそれで合格から逆に遠ざかることもあります。

ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリスト試験の場合には,解答例を超えてこんな別解もある,といった議論を行うのも,力がついていいと思います。
でも,情報セキュリティスペシャリストの場合は,別解を考えるよりも,「試験センターはこういった答えを求めているんだ」ということを知ることが,より大切になってきます。

これは,マネジメント面も問う,絶対的な正解がない試験区分に特有のものです。
そういう意味では,プロジェクトマネージャ試験やシステム監査技術者試験も同様に,「試験で求められている答え,考え方」を学習することが重要です。
そのために,午後1の問題や解答例を暗記するぐらい頭に入れることにも,意味はあると思います。

問題や解答解説を読みながら,「ここがおかしい」とツッコミが入れられるようになれば,合格は近いです。
活字になっているとつい信用してしまいがちですが,解説のツッコミどころは結構あるものです。

そして,試験問題は,わざとおかしい部分を入れて,そこにツッコミを入れてもらうために,設問を作っているのです。
そのツッコミのツボは,毎回だいたい同じですので,過去問題をしっかり学習すると,だいたい目星がついてきます。

数多くの問題をこなすよりも,過去3回分でいいので,しっかり理解しながら学習することが大切です。
1問1問を確実に,じっくり身につけていきましょう。