株式会社わくわくスタディワールド

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「5分間」暗記法

わく☆すた,美月です。
今日は,ちょっとした「暗記の仕方」の紹介です。
情報処理技術者試験は,暗記すれば合格,という試験ではありません。合否を分けるポイントでは,理解や考え方が中心になります。
ただ,かといって,暗記を全然しなくていい,ということではなく,最低限の用語やフレームワークは,暗記しておく必要があります。例えば,ネットワークのOSI7階層は,はじめは覚えて頭にきっちり暗記させる必要があるものです。かけ算の九九のように,覚えてはじめて使いこなせるもの,というのも多いです。
ということで,暗記法の紹介です。
個人的には,暗記には極力,集中して時間を「とらない」ようにしています。暗記したいものがあるときには,紙に書いたり,または本をそのまま持ち歩いて,移動の合間など,ちょっとした時間に見るようにしています。声に出したり,手を動かしてかくフリなどを連動して行うようにしています。
最強最後の学習法」という本に,大体似たような方法が紹介されています。
この本は,小中学生向けの本ですが,「暗記は5分間だけ」というのを提唱しています。
基本的に,物事を記憶するために必要なのは,「反復」です。
あと,記憶には「初頭効果」があって,はじめのうちは記憶力がいいのですが,段々落ちてきます。ですので,5分以上時間をかけると,労力の割に効果が上がらないことになります。「暗記の勉強は5分だけ」と割り切って,5分経ったらさっさとやめる,というのが,ストレスにもならず効果的な学習法だと思います。
1回で覚えられなかったら,2回,3回。。。10回。。。50回と続けていれば,そのうち覚えられます。
この,「覚える」能力は,「年を取ると」ではなく,「やってないと」鈍ってきます。先日,70歳ぐらいの方が,「毎日鍛えてるから,自分はまだ記憶力は衰えていない!」と言われていましたし,実際,覚えるのに慣れると,勘は戻ってきます。
個人的には,なるべく勘を鈍らせないために,普段から,自分のクレジットカード番号とか,連絡先の電話番号とか,覚えるようにしています。これは,一度だけ,財布もクレジットカードも何もかもなくしたときに,緊急で連絡するのに役立ちました。
記憶力は,「楽しい」と思うと上がって,「イヤだ」と思うと下がるものです。
ですので,なるべく楽しい環境で,イヤになる前にやめる,というのがポイントになります。ケーキやお菓子などを食べながらやるのも有効です。
ぜひ,暗記するときには,楽しい環境を作って,最大「5分間」だけ,やってみてください。