高度午前1の免除について
わく☆すた,美月です。
昨日研修で,高度午前1の免除について,いろいろ聞かれたのですが,これはちゃんと知っておいた方がいいな,と思ったのでまとめます。
特に注意が必要なのは,旧試験制度での免除者です。
具体的に言うと,平成20年春,秋のソフトウェア開発技術者試験の合格者,および,平成20年秋のアプリケーションエンジニア/プロジェクトマネージャ/システムアナリスト試験の合格者です。
これらの方々は,もう高度午前1の免除期間が過ぎています。
「情報処理技術者試験 新試験制度の手引」の33ページによると,旧試験の平成20年度の合格者に対する免除制度の経過措置は,平成21年秋までです。
今年は平成22年ですので,もう午前1免除はなくなっていることに注意してください。
今回(平成22年春)の試験で,免除対象となるのは,平成21年の新試験制度での,下記の条件に当てはまる方のみです。
条件1:応用情報技術者試験に合格する。
条件2:いずれかの高度試験に合格する。
条件3:いずれかの高度試験の午前1試験で基準点以上の成績を得る。
現行の新試験制度では,この条件を満たした場合には「その後2年間受験を免除する」ことになっていますので,平成21年春に条件を満たした方は,平成23年春まで大丈夫です。
こうやって比較すると,新試験制度では,免除の対象や期間がかなり拡大されています。これは,「情報処理技術者試験 新試験制度の手引」の32ページにあるとおり,「受験者の利便性の向上を図り,高度試験の受験を奨励する」ことが目的なので,積極的に活用していけばいいと思います。
昨日受けた質問で,「今回は,高度午前1の突破だけを目標にしようと思うのですが,いいのでしょうか?」というのがありました。
制度的には,もちろんOKですし,個人的にも,これは計画的でいい方法だと考えています。
前回の高度午前1の難易度を見る限り,IT分野全般の知識を問われる高度午前1は,そんなに簡単に突破できる試験ではありません。
実際,平成21年秋期の高度午前1,応用情報午前の突破率は,統計情報から計算すると以下のようになっています。
ITストラテジスト 56.48 %
システムアーキテクト 50.54 %
ネットワークスペシャリスト 35.93 %
情報セキュリティスペシャリスト 36.07 %
ITサービスマネージャ 35.87 %
応用情報技術者試験 34.09 %
午前1受験者の半分以上は午前で足切りにあっていることが分かると思います。
ちなみに,応用情報技術者試験の問題は,80問中30問が高度午前1と共通ですし,問題のレベルや範囲は高度午前1と全く同じです。
ですので,「高度午前1だけ突破」を目指すぐらいなら,応用情報技術者試験を受けた方がいいのかな,とも考えています。「高度午前1突破」は,ただ次回からの免除が得られるというだけですが,応用情報技術者試験合格なら,ちゃんと履歴書にも書ける資格になりますし。
いずれにしても,1回で全部合格する,というだけでなく,2回に分けて考えて,計画的に順にクリアしていくというのは,最終的には結果が早く出てくる,いい手なんじゃないかな,と思います。
受験料は2回分かかりますが。^^;
高度区分は,午後2まで全部受けなくても,午前1だけ受けて,それが基準点を突破していれば,次回からの午前1免除は受けられます。ですので,午前中だけ受けてくる,という手もありです。午後から急に予定が入った,という場合にも,午前1だけ受けて次回を楽にすることもできます。
個人的には,せっかくなので,次回のための質のいい模擬試験だと思って受けることをおすすめしますが,このあたりは自由かな,とも感じています。
とりあえず,今の段階では,「今回は午前1だけでも」ぐらいの意識でもいいので,受験申し込みをされることをおすすめします。できる範囲で,一歩一歩進んでいきましょう。