株式会社わくわくスタディワールド

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あとで後悔しそうなことを,今やっておく

今日,病院の待合室で隣に座ったおばあさんとずっと話をしていました。
足が少し不自由になったそうで,「上野駅より秋葉原駅の方がいい!」という話で盛り上がっていたのですが,その後ポツリとこんなことを言われました。

「いい天気だから散歩日和,って言われたけど,こんな風になったら散歩もできない。
 できるうちにもっとやっておけばよかった。」

。。。なんか,その言葉が心に沁みました。

最近はいろいろ不自由なこともありますが,幸いウォーキングぐらいはまだできるので,できるうちに散歩しておこうと思います。

そんなことがあって改めて思い出したのですが,試験を受けながら「もっと勉強しておけばよかった」と感じる人は多いんじゃないかと思います。

私自身も試験を受けながら,「もっと論文を書く練習をしておけばよかった」「もうちょっとあの参考書,やっとけばよかった」と後悔することはしょっちゅうです。
そして,試験が終わったあとにはそのことを忘れて,また本番が来たときに同じ後悔をしてしまう,ということもよくあります。

試験直前の事務的なチェックポイントはもうちょっと直前でもいいので,また改めて行います。
私がよく後悔するのは,「ひととおり全分野をおさらいしておけばよかった」という,1週間ぐらいかければできそうなことへの後悔です。

試験直前に勉強したことは,だいたい頭に残っているので,試験に出てきても答えることができます。
悩ましいのは,3ヶ月ぐらい前に勉強して,その時には頭に入っていたはずなのに,当日思い出そうとしても出てこない用語などです。

例えば,セキュリティの新しい攻撃名とか,標準や規格名とか,つい忘れがちなSQLの文法や待ち行列の公式とか,考えるといろいろ出てくると思います。
軽く理解できて,覚えるのにそれほど労力がかからないものの方が,かえって危ないです。
こういうのは,直前ざっとでも見直しておけば,無理なく思い出すことができます。

その他,論文を書くとか,ER図をひたすら書くとか,記述式の答案を書くなどの,手を動かす作業は,直前に少しでもやっておいた方がいいです。
こういうのは手の運動ですので,やらないとなまってきますし,やると復活します。
私自身,先日の勉強会で久しぶりに1本論文を書き上げてみて,手が思うとおりに動かず手間取りました。
論述式の試験に慣れている方も,準備論文をいくつか書いてみるぐらいはした方がいいと思います。

試験が始まってしまったら,いくら追加で勉強したいと思っても,やることはできません。
そのとき後悔しそうなことは,今だったら,やっておけば間に合うことも多いです。

あと10日,試験日に後悔することをなるべく減らせるよう,できる限りのことをやっていきましょう。