いい本に巡りあうには,実際に本屋に行っていろいろ手に取ってみるのが一番です。
実際の中身を見ることで,その本に書いてあることは分かりますし,雰囲気から,自分に合いそうかどうかもつかめます。

ただ,大きな本屋でないと,自分が欲しい本に出会える確率は低くなりますし,ネットの本屋の方が,品ぞろえが豊富で手軽です。
私自身,病気でしばらくあまり出歩けなかったので,ネットでばかり本を購入していました。

そして,ネットで選んでいい本に出会うには,ちょっとコツがいるな,と感じました。
実際に,ネットで本を選ぶときの方法としては,次の4つがあります。


1.書評ではなく,なるべく中身を確認してから買う

Amazonを中心としたネット書店では,評価が良く見える位置で出てきます。
そのため,ついついそれだけ読んで購入の手立てにしがちですが,これはかなり信頼性が低いです。
誹謗中傷も多いですし,正直コメントを読むだけで気持ち悪くなるような書き込みも多いです。

ですので,買おうとしている本に関しては,書評よりも「なか見(中身)」を確認してみることがおすすめです。

昔は,「なか見」といっても,目次や最初の方だけということが多かったのですが,最近は最初の1章まるごと公開など,結構読み応えのある中身の公開も多いです。
例えば,私の本,「徹底攻略 応用情報技術者 教科書 平成25年度」や「徹底攻略 ネットワークスペシャリスト 教科書 平成25年度」では,最初の1章まるまる読めるようになっています。
出版社のサイトでは,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成25年度」「徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 平成25年度」とも,第1章全ページのPDFをお試し公開中です。
ネットワークスペシャリストは特に過去問題の解き方まで公開していますので,ここまであれば,本の実際の内容は十分つかめると思います。

専門書や参考書は特に,目次や最初の文章を確認してみることが重要になります。
特に参考書は,目次を読んで,試験内容とちゃんとマッチしているかどうか(昔の古い試験の使い回しをしていないかどうか)を確認することで,地雷本を避けることもできます。

2.ブログやネットの記事で話題になっている本の情報を参考にする

私の経験則的には,書評サイトやレビューなどの匿名の情報よりは,定期的にブログやニュース記事などで情報を発信しているサイトに書かれた書評の方が,信頼できていい本に出会える確率が高いです。
もちろん広告もありますが,それも含めて,自分の責任で本を評価している人の情報は,信頼度が高いです。

簡単な見つけ方としては,IT系の本は特に,「はてなブックマーク」で上がってくる情報が参考になります。
著者自らの説明ページは特に役に立ちますし,ブックマークがいっぱいついている本は,興味をひく内容のことが多いです。
はてなの読者層は偏りがあるので,情報は技術書がほとんどですが,プログラミング本,SQL本など開発関係のトレンドを知るのにはかなり役に立ちます。

3.口コミで聞く

個人的には,信頼できる友人や知り合いから,「この本いいよ」とすすめられたら,とりあえず買ってみることが多いです。
これはもちろん,その人の信頼性によりますので,誰でもというわけではないのですが。
ただ,尊敬できる友人から,「この本いいよ~」と言われると,とりあえず読んでみたくはなるので買いますし,こういった本は当たりが多いです。
お返しのためにも,私自身も,なるべく信頼できるおすすめ本を発信していきたいと思っています。

4.ハズレ本を買ってしまうことを恐れない

本は,買う時にはいろいろ考えて選ぶのですが,何冊も買っていると当然「ハズレ」も出てきます。
通常の本だと,少し読めば大体分かりますが,参考書や専門書だと,しばらくは気づかないことも多いです。
参考書は特に,買ったまま積んでおいて,直前に「さあ勉強しよう」と開いたときにしまった,と気づくこともあります。

このあたりは,どんなに吟味しても100%はないということであきらめています。
損失を最小限にするために,不必要と判断した本はその時点で売却することにはしています。
個人的には,一度読んで二度目は読まなさそうな本も含めて,BOOK OFFなどにまめに売却することで,本の増加を抑えています。

気に入らない本は割り切って見切り,次の本に行くのがベストです。
イマイチなんだけど,「もったいないから読んでからにしよう」などと止めていると,他のいい本を読む機会が減ってしまいますし,かえって機会損失が発生します。

ちなみに,私はこの「割り切って売る方法」でも時々失敗します。
「全然つまらない」と思って売った本が,実はとても大切な本だったりすることがあるのです。

実際,専門書や教養書などは,自分のスキルが追いついていないと,その良さがわかりません。
最初に買った時には,わけが分からなくて避けたけど,後になって自分が成長すると大切だったという本も結構あります。

これは仕方がないので,もう一度必要になったときには,もう一度買い直すということにしています。
割合的にはそんなに大きくありませんし,成長してから役に立つような素晴らしい本なら,本2冊分のお金を払う価値は十分にあると考えるからです。

本を買う時の失敗は誰にでもありますし,失敗しないように恐れるよりは,失敗して成長する方がいいかな,と前向きに考えています。

いい本に巡り会えたら,本の値段とは比較にならないくらい大事な情報に出会えます。
そのための投資と考えると,ハズレ本に当たっても,トータルで見るとプラスかな,って感じています。

ネットが普及してきて,全国どこにいても,好きな本が手に入るようになってきました。
この機会をうまく生かして,いろんないい本に巡りあっていきましょう。