株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

情報セキュリティの勉強の前に,ネットワークを理解する

久しぶりに,「YouTubeわくわくアカデミー」に,動画をいろいろ追加しております。
ただいま,ネットワークの基礎についての動画を,順次追加中です。

公開動画ですので,よろしければお役立てください。
一連のアップロードが終わりましたら,まとめて「わくわくアカデミー」のリストも更新いたします。

こちらは,11日開催予定の「分野別徹底学習 情報セキュリティ」に対する,前提知識となる基礎,という位置づけでもあります。

情報セキュリティを学ぶ上で,一番大切になってくる前提知識は,ネットワークです。
もともと,セキュリティはネットワークの1分野ですし,ネットワークの知識を前提として,応用として積み重ねていきます。
ですので,ネットワークがわかっていないと,セキュリティを理解するのが難しくなります。

情報セキュリティスペシャリストの勉強をされている方を,様々な研修でみていると,全体の3分の1ぐらいの方は,「前提となる基礎力が不足」しているように感じています。

その中で一番多いのが,ネットワーク分野のスキル不足です。
前提となるスキル,といっても,そんなに高いレベルを要求しているわけではなく,応用情報技術者試験に出てくる範囲のネットワークがわかっていれば十分です。
基本情報技術者試験レベルでもわかっていれば大分違うと思います。

具体的には,OSI基本参照モデルやTCP/IPを理解していて,IPアドレスやポート番号がわかって,Webやメール,DNSなどのプロトコルがわかるというぐらいのことです。
このあたりの前提が成り立たないと,問題文を読んでも理解のしようがないと思います。

情報セキュリティを,単なる用語の暗記で乗り切ろうとすると,途中のどこかで詰まります。
たまに,セキュリティ攻撃の手法を理解しないで防御の手法だけを暗記している人を見かけますが,それだけだと臨機応変な対応ができませんし,攻撃が進化した場合にはお手上げになります。

ですので,セキュリティの勉強にはネットワークは必須です。

その他,情報セキュリティは応用技術なので,いろいろな他分野の知識が必要になってくることもあります。
データベースやプログラミング,システム開発やシステム監査など,様々な分野が情報セキュリティと密接に関係してきています。
単に,「セキュリティだけ知っている」ではあまり意味がないのです。

情報セキュリティスペシャリストの勉強をしていて,内容の理解に行き詰まっている場合には,ネットワークを中心とした基礎力の不足が考えられます。
一度,基本的な自分のスキルをふり返って,足元を固めていきましょう。