株式会社わくわくスタディワールド

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情報処理技術者試験の一夜漬けのコツ

昨日までずっと新人研修で,久しぶりに,「時間の余裕が全然ない~」という状況を味わっていた美月です。
ということで,今日は明日のプロマネ試験に向けて,一夜漬けで臨むつもりです。\(^^;ヲイ

昔から,「一夜漬けで何とかする」ということは得意なのですが,情報処理技術者試験の場合,一夜漬けで点数をアップさせるためには学校のテストなどとは違うコツがあります。

一番大切なのは,「無理をして徹夜などで頑張るよりも,体調を最優先する」ことです。
下手に知識を詰め込もうとして夜遅くまで頑張ったり,体調が悪いのに無理して勉強したりすると,逆効果になることの方が多いのです。

頑張りすぎて当日風邪を引いてしまって不合格,という方もいました。
仕事の疲れが取れないまま試験に向かうと,午後2までの体力が持ちません。
情報処理技術者試験は考える試験なので,知識よりも当日の頭のコンディションの方が大事なのです。

今回の私は,忙しい状況になるのはわかっていたので,体力を温存するためにも,はじめて午前1免除を申請しました。
試験にベストを尽くすためには,なるべく少ない時間数で集中するのが良いと考えています。

午前1から受ける方で自信がない方は,「まず今回は午前1だけでも突破する」という戦略で,今日は午前1だけ勉強をするというのもありだと思います。
ざっくり「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成26年度」あたりを通読して,良く出そうな,平成24年ぐらいの応用情報技術者試験の午前の過去問を全部解いて理解することができれば,なんとかなります。

YouTubeの午前1動画は,直近の平成25年秋の問題だけは全問アップいたしましたので,よろしければご活用ください。

一夜漬けで,一番点数が変わってくるのは午前です。
私もこれから,プロジェクトマネージャの午前2の問題5回分(平成21年~25年)だけは,きっちり解いて試験に臨もうと考えています。

高度区分の午前2は,過去問の再出題がとても多いので,前日にやっておくと,見たことのある問題だらけになりますので,余裕がある人も見ておくことがおすすめです。
また,用語などは,単に午前が解けるだけでなく,午後の穴埋めで出ても大丈夫なようにちゃんと覚えると完璧です。

午後に関しては,今日やると効果的なのは,「ウォーミングアップ」です。

過去問を1~2題,時間どおりに解いてみて,その感覚をつかむという感じです。

今までちゃんと勉強してきた人には,ウォーミングアップはいい調整になります。
本番を前に少し試走をしてみて,感覚を確認する,という作業につながります。
できれば,古くてもいいので,見たことのない過去問でやってみるのがおすすめです。

今まで全然勉強していない人は,「とにかく1問でもいいから午後問題を事前に解いてみる」ことをおすすめします。
高度区分の場合は,余裕がなければ午後1だけでもいいので,まずは解いてみて,「何が出てくるのか」をつかむことが大切です。

業務などで経験がある人は,この段階で,「あれ?意外といけるかも」と感触がつかめるかもしれません。
いきなり本番に行って,本番を模擬試験として使う手もありますが,まず1問だけでも解いていくと,明日の解きやすさは格段に変わってくると思います。

やれればベストなこととしては,午後2が論述式の試験(プロジェクトマネージャ,システム監査技術者)の場合は,論文を1本,実際に書いてみることです。
時間内で書けるかどうか,手がちゃんと動くかどうかの練習になります。

ただ,今日の時間的な優先度としては,午後1をちゃんと解いた方が効果的です。
午後1の問題を1問,45分でひととおり解いてみることは,明日に直接つながります。

論述は,全然書けない場合は一夜漬けではどうにもなりませんし,なかなか集中して書けないと思います。
試験会場では2時間,否応なしに集中して書く機会が持てますので,いっそ本番ではじめての論文を書いてみる,というのでもいいと思います。

私自身は,はじめての論述式試験の受験(昔のアプリケーションエンジニア)で,はじめて1本,論文を書き上げました。
事前の勉強は全然できなかったので,全然通用はしなかったのですが,一本書いてみることで,「これなら練習すれば,来年はいけるかも」という感触を得ました。

ですので,合格できそうにないと感じている方も,「明日,とりあえず会場に行って受けてみる」ことはおすすめです。

1日集中して問題を解いてみることは,それだけでも学習効果がかなり高いです。
そして,明日になるべく力を出せるように,今日やれることをやっておくと,より楽しんで問題が解けるようになります。
まったく手が出ないという状態から,なんとか問題と格闘できる,という状態になればそれも成長です。

とりあえず受けてみないと始まりませんし,受けたらひょっとしたら受かるかもしれません。
特に,去年は一生懸命勉強したけど,今年はあまりできてない,という人は,1年ぶりに受けると受かったりすることも多いです。

試験の前日というのは,締め切り効果が最大限に発揮されて,一番勉強の効率が上がる日です。
それをしっかり活用し,そして体調を整えて,明日の試験に臨んでいきましょう。