システムアーキテクト合格体験記:風太さん
合格体験記,たくさんのご応募,ありがとうございます。
新年を,縁起のいい形でスタート,ということで,お正月特集として,合格体験記を順次お届けしていきます。
まずは第1弾,今回システムアーキテクトに合格された,風太さんの合格体験記です。
ちなみに,合格体験記のリンクは,ホームページの試験区分別のシステムアーキテクト試験のページからも見ることができます。
【基本情報】
氏名: 風太
年齢: 37歳
システムアーキテクト受験: 1回目
点数:
午前1 免除
午前2 68.00点
午後1 60点(問1,問2を選択)
午後2 (問1を選択)
学習期間: 6か月
受験時点の資格取得状況:
平成21年春 ITパスポート
平成21年秋 基本情報技術者
平成22年春 応用情報技術者
【試験対策】
システム開発の実務に就いて日も浅く,初の論文試験でもあったため,半年の期間をかけ,過去問演習を軸に学習をすすめました。
1.午前2対策
4月より過去問を使用し,演習中心の学習を進めました。
通勤電車の中で試験1回分25問の解答,採点まで終わらせ,帰宅後や週末の時間を使って間違えた問題の見直しをしました。4~6月の時間的に余裕のある間は各分野の専門書にも目を通し,体系的な知識を身につけておくのが良いと思います。
目標を「全12区分合格」としているため,出題区分が多く重なるデータベーススペシャリストやネットワークスペシャリストなど他区分の午前2問題にも意欲的に取り組みました。
使用した教材:
『徹底解説システムアーキテクト本試験問題〈2010〉』(アイテック)
2.午後1対策
5月より試験センター公開のサンプル問題含めた4回分の問題を使用し,毎週末土曜の午前に1問解き,午後に見直しをするようにしました。
解答は実際に鉛筆を使って制限字数内で解答を書くよう心がけ,採点はわく☆すたのけんけんさんが薦める「写経メソッド」を参考に模範解答を必ず一度は書き写し,文例を身につけるようにしました。
使用した教材:
『徹底解説システムアーキテクト本試験問題〈2010〉』(アイテック)
3.午後2対策
5月より『システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集』等で「論文の書き方」や「求められている論文」をおさえたのち,古書も含めて集められるだけの論文集を集め,電車の中で読み,週末は実際に鉛筆で書き写し,手書きに慣れるようにしました。
また,実務経験が少ないため,雑誌記事(『日経SYSTEMS』など)から事例を収集し,アウトプットに活用できるようノートにまとめました。実際に自分で論文を書いたのは9月下旬から10月上旬にかけてです。
TACの通信教材と平成21年秋の問1をテーマに2本の論文を書き上げ,添削指導していただいたのち,本番の試験に臨みました。
使用した教材:
【論文の書き方】
『システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集』(アイテック)
『プロジェクトマネージャ 午後2 最速の論文対策』(TAC)
『論文対策DVD』(わく☆すた)
【論文事例】
『システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集』(アイテック)
『情報処理教科書 システムアーキテクト』(翔泳社)
『アプリケーションエンジニア合格論文集』(RIC)※古書
【試験当日】
1.午前2
問題を「自信のあるもの」「ないもの」「時間のかかるもの」に仕分けしながら1巡目のマークシートへの解答記入を20分で完了しました。
この時点で「自信のあるもの」が15問(=60%)以上あることを確認し,気持ちにゆとりを持たせたうえで「時間のかかるもの」に着手しました。
リラックスした状態で解答を終えることができました。
2.午後1
問1と問2を選択しました。
問題文自体は決して難しくないのですが,時間不足に悩まされました。当初,問題選択10分,解答30分×2,見直し+解答控え20分を予定していたのですが,試験開始40分を経過した時点での進捗は問1をようやく半分埋めた程度。
とはいえ2問目が白紙では受かるものも受からないので,強引に切り上げて問2着手。見直し等に予定していた20分を10分ずつ問1,問2の解答時間に充てました。
とにもかくにも白い部分を残さないよう「埋めて,埋めて,埋めて」という感じで,自分の解答を書き留めておく余裕すらありませんでした。
3.午後2
問1を選択しました。
例年よりもピンポイントなテーマが出題され,かなり動揺しました。
該当事例が2種類ほど思い浮かんだものの事前準備した事例と異なったため,30分ほどかけてその場で構成を整理,70分ほどで一気に書き上げました。
お世辞にも良い論文とはいえず,合格発表当日までB評価かC評価を覚悟していました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
試験センターが公開している情報はきちんと目を通しておきましょう。
過去問と解答と講評は必須,試験要綱やシラバスも目を通しておき,システムアーキテクトの対象者像をきちんとつかんでおくのが理想です。
過去問演習を中心にアウトプット中心の学習を心がけましょう。
試験範囲も広く,参考書を1ページ目からやるのはかなりキツイと思います。
早い段階で過去問を解いてみて「あるべき姿」と「現状」の差を認識し,差を埋めていく作業を中心に学習を進めていきましょう。
過去問演習で「新制度(平成21年度春期)より前」の問題を使用する際は,試験時間や出題内容の変化を意識した上で使用するようにしましょう。
たとえば,午後2設問ウのあたりの出題傾向の変化は要注意です。
午後2の論文試験は,問題文に沿った構成・内容を心がけましょう。
どのような論文を書けばよいかわからないうちは,通信添削を活用してフィードバックしてもらうのが良いと思います。
余談ですが,試験で使用される原稿用紙は1行25文字×16 行です。オキナの「バンキッシュ800 A4」というノートが同じ体裁でおススメです。
試験会場の下見は必ずしておくようにしましょう。
道は分かりやすいか?試験会場の近くに飲食店等はあるか?試験会場周辺は静かか?等,現地でしか得られない情報は数多くあります。
実力をフルに発揮する上での対策を洗い出すためにも,下見はきちんとしておきましょう。
試験勉強を進めるに当たり,わくすたブログの情報は大変参考になりました。
また,試験直前のタイトなスケジュールの中,つたない論文をていねいに採点し,速達で返送してくださった美月先生には大変感謝しています。
システムアーキテクトは他の試験区分に比べて参考書や情報も少ないですが,過去問を中心にきちんと対策をとれば,合格できる試験だと思います。
この合格体験記が少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。