株式会社わくわくスタディワールド

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ITサービスマネージャ合格体験記:清水竜男さん

合格体験記シリーズ,今回は,ITサービズマネージャ試験に合格された,清水竜男さんです。
【基本情報】
氏名:清水 竜男
年齢:33歳
ITサービスマネージャ受験:1回目
点数:
 午前1 免除
 午前2 92点 
 午後1 81点 (問3,問4を選択)
 午後2 A (問3を選択)
【試験に向けて,勉強した内容】
2009年にITILv2ファンデーションを取得したことで興味を持ち,対象者像や期待する技術水準を見るにつれ,現在の自分の業務とマッチしていたことが,チャレンジの動機となりました。
午前2の対策としては,旧来のシステム管理と異なる部分,ITILの知識と考え方をおさらいするつもりでアイテックの高度専門を読んでみました。
気分転換で日経BPの「システムはなぜダウンするのか」を読むことにより,システムダウンの要因が幅広い視点で書かれておりダウン=ハード故障という単純な考えを改める良い機会となりました。
午後1の対策は過去問3年分(2007年から2009年)をやりました。
ネットワークやセキュリティよりは簡単に感じましたが,制限時間内に解けることに重点を置いて取り組みました。
午後2の対策は情報処理の論文の書き方のコツを身につけるために,Webサイトの「ITサービスマネージャ試験に楽々合格」やアイテックの「合格論文の書き方・事例集」を読んでテーマ毎に自分の経験と考えを照らし合わせてみたりしました。
最後の2週間で論文をいくつか書いてみる予定だったのですが,その時期,仕事も忙しくなりペースが狂ってしまったためか,結局,1本も論文を書ききることは無かったです。
試験を受けてからせめて概要くらいは用意しておけばと後悔しました。
【使用教材】
ITサービスマネージャ合格論文の書き方・事例集〈第2版〉(アイテック)
徹底解説ITサービスマネージャ本試験問題〈2010〉(アイテック)
高度専門 ITサービスマネジメント(アイテック)
システムはなぜダウンするのか(日経BP)
資格取得ノウハウ提供サイト シカク■マニア(Webサイト)
ITサービスマネージャ試験に楽々合格(Webサイト)
【当日の試験の感想】
各区分の感想は,以下の通りです。
1.午前1
午前1は今年の春に情報セキュリティスペシャリストに受かったので免除でした。
2.午前2
午前2ですがITILv3の用語が出てきて焦りましたが,なんとか名称からイメージ出来る解答を勘で答えることが出来ました。
ただし,本当に分からないものもあり2問ミスでした。
まぁ対策に見合うだけの結果は出せたと思っています。
3.午後1
身近なテーマだった問3の「サービスデスク」と問4の「情報セキュリティの運用と管理」を選択しました。
問3は特に迷うことなく時間もかなり早めに終わることが出来ました。
反面,問4は回答欄が多かったり問われていることがよくわからず,結局時間的にギリギリになってしまいました。
前回,情報セキュリティスペシャリストに受かったからという安易な考えが良くなかったかもしれません。
4.午後2
問3「インシデント発生時に想定される問題への対策」を選択しました。
一番身近なテーマだったため,ほぼ即決でした。
設問毎の時間配分をアイテック本にならって決めていたのですが,設問アの概要をうまく文章に出来ず予定していた時間より10分ほどオーバーしてしまいました。やはり前もって用意しておくべきでした。
設問イは問題文のポイントを押さえて書くよう心がけていたのですが,書きながら読み直してみるとポイントがずれていたりで何度も書いた文を消しゴムで消していたため,ここでも時間を20分近くオーバーしてしまいました。
そのため,設問ウはかなり焦って文字も乱雑になってしまって,読み手の方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
結局,規定文字数に100字ほど足りず不合格を確信しました。
その日はとても無念な気持ちで帰ったことを覚えています。
せめて採点はしてほしいなと...
その想いもあってか合否確認で合格を見たときは,嬉しい気持ちで涙が込み上げてきました。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
この区分の受験者数,少ないですね。
運用に携わっている方は開発と同じかそれ以上いると思いますので,もっと,みんなにこの試験にチャレンジしてもらいたいところです。
試験と実務が相互に役立って良いライフサイクルになりますよ。
旧来のシステム管理だとテクニカルエンジニアと付くので,どうも名前で損している感じでしたが,今度の名称は上司受けも良さそうで,取得の苦労に見合うだけの喜びがあると思います。