私の父は電気工事士でした。

電気工事会社を経営していたのですが,仕事だけでは飽き足らず,家に独自でコンセントをつけたり,オール電化住宅にしたりと,いろいろ自宅を改造していました。
自分の部屋に2口コンセントが4つもあるのは,結構便利で良かったです。
父は49歳の時に亡くなったのですが,いつもケーブルの膜をきれな手さばきではがしていた姿が思い出されます。

ということで,特に父の遺志を継ぐ,というわけではありませんが,先ほど,第二種電気工事士試験の受験申込みを行いました。

主な目的は,オフグリッド生活をするためです。
わがや電力』を読んで,自分で発電をしてみたい,と思ったのがきっかけでした。
まずは免許のいらない12Vで試してみます。
こちらは日差しが強いですし,自分の家で太陽光パネルで発電して,ある程度の電気は自分で用意できるようにしたいと考えています。

ちなみに,『わがや電力』の本は,普通の本屋ではなかなか売っていないですが,スイッチサイエンスの通販で買うことができます。

昨日,『10年後に生き残る最強の勉強術』という本を読みました。
この本の著者は,450個以上の資格を持っているそうで,その中にはITストラテジストや中小企業診断士などもありました。

その中で,「資格試験を活用していろいろスキルを身につける」という方法を紹介されていました。
この方法は私も賛成ですし,資格試験でゴールを設定することで,効率的に学習することができると思います。

ただ,10年後を見据える,と考えたときには,もうちょっと別の方向性の資格があった方がいいんじゃないかな,と感じました。
ということで,10年後の未来を考えたときに私がおすすめする資格を5つほど紹介します。

1.電気工事士

冒頭にも書きました,私が今年取ろうとしている資格です。
電気工事士は,最近地味に人気が出ている資格で,IT系の技術者の受験も増えているらしいです。

仕事の需要として多いのが,データセンタだそうです。
最近のデータセンタは,災害時の電源確保や,サーバの配置に合わせた効率的な電気配線など,電気設備に関係する仕事も多くあります。
そのため,ネットワーク系の技術者が電気工事士を取得して,配線などを行うという話を聞きました。

ということで,ネットワークスペシャリスト試験との合わせ技で持っておくと,サーバ管理やネットワーク管理でできることの幅が広がります。
インターネットの普及で,データセンタの数はどんどん増えていますので,インフラ系の技術者として,仕事には困らなくなると思います。

また,田舎暮らしするときに,自分で電源が確保できると,電力会社に頼らず,どこでも住むことが可能です。
人里から遠い田舎になると,停電も多くなりますし,自分で電気が確保できる,というのは意外と重要です。

ということで,仕事を確保する上でも,田舎でサバイバル生活をする上でも,取っておいて損はない資格だとは思います。

ただ,内容的に,電磁気学や電気工学などは思いっきり理系ですので,好き嫌い,向き不向きはあるとは思います。
問題を見て面白そうと感じられるなら,おすすめの国家資格です。

2.情報処理安全確保支援士

来年,2017年から始まる,情報セキュリティの国家資格です。
情報処理安全確保支援士制度って何?』の記事でもまとめていますし,制度が固まり次第,順次紹介していきたいと思います。

基本的に,3年以内に取得した情報セキュリティスペシャリスト試験があれば,講習なしで登録できる予定とのことですので,今狙うなら次回が最後となる情報セキュリティスペシャリストです。
来年になって正式に情報処理安全確保支援士として試験が始まった場合,出題傾向が変わる可能性がありますので,今年受けておいた方が対策はしやすいとは思います。

情報セキュリティ関連の技術者は今一番不足しているIT関連の技術者ですので,取ればしばらくは仕事に困らないとは思います。
あと,情報セキュリティ対策の肝は”人”ですので,人間にしかできず,AIに仕事を奪われにくい職業でもあります。

更新制で講習を受ける必要がありますが,セキュリティを仕事にするつもりなら,狙っておいて損はない”国家資格”です。

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3.統計検定

統計検定」は,日本統計学会が公認する,統計に関する試験です。
この試験に受かったから何か有利になるということはないかと思いますが,「統計の勉強をする」というときの指針として使えます。

統計学が最強の学問である』という本もあるくらい,統計学の考え方を理解することは,これからの時代を生きていくのに大切です。

具体的な役立て方としては,データサイエンティストとして働きたい,といったときに統計の知識は必須となります。
データベーススペシャリストとの合わせ技で持っていると,データ分析などで強みを発揮できます。

別に資格にこだわらないなら,日本のオンライン大学講座である「gacco」に,「統計学1:データ分析の基礎」などの講座があります。
こういう大学講座を修了させる,ということで,ひととおりの知識を学習する方法もあり,だと思います。

4.無線従事者

日本無線協会が開催する無線従事者国家試験には,総合無線通信士,海上無線通信士,陸上無線技術士,特殊無線技士など,様々なものがあります。
私も第一種アマチュア無線技士は持っていますが,これはアマチュア資格なので,業務には使えません。
そのうちプロ資格を取っておこうかと思っています。

無線従事者の資格のうち,これからの時代で使えそうな資格の筆頭は,「第三級陸上特殊無線技士」です。
こちらは,消防無線,鉄道無線などの業務用の無線を使用するために必要な資格なのですが,ドローンの操縦にも義務付ける,という動きが出ています。

ドローンを動かすという需要は,今後増えてくると思いますので,国家資格が必要となったら,早めに取っておくのもいいと思います。
また,民間資格としては,「無人航空従事者試験(ドローン検定)」がありますし,ドローンについて学ぶなら,こちらもありです。
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5.運転免許

日本の運転免許には,第一種運転免許,第二種運転免許など様々なものがあります。
また,運転できるものも,普通自動車以外にも,自動二輪車,特殊自動車など,様々なものがあります。
さらに,AT限定,中型車限定など,限定される免許もあります。

都会で暮らしている時には特に必要性は感じませんでしたし,あまり違いは意識しなかったのですが,田舎に引っ越すには普通自動車の免許は必須です。
うちの近所の免許を持たれていない年配の方は,買い物は移動販売車が来るのを待っていますし,移動は週に1回来るコミュニティバスの利用,という感じみたいですが,それだとかなり不便そうではあります。

また,最近私が不自由に感じているのは,私の免許はAT限定なので,マニュアルの軽トラックを運転できないことです。
農作業をしたり荷物を運んだりする場合には,そうなると結構不便になります。
私はそのうち,AT限定解除に行こうかな,とは考えています。

あと,最近のニュースでは,アメリカなどでは一般的な配車サービスのUberが,京都府京丹後市で使えるようになりました。
こちらは,「ささえ合い交通(Facebookページ)」という,NPO法人で行っているサービスで,過疎地の免許を持っていないお年寄りなどを支えるためにできたサービスです。

こちら熊野でも,こういったことができないかな,と考えているのですが,日本の法律上,Uberの運転手をするためには,第二種運転免許が必要となるそうです。

自動運転の無人カーが一般化するまでの過渡期には,こういったUberなどの運転手を副業で行うという需要は結構あると思います。
意外と大切な運転免許,私は33歳の時に取りましたが,取れるときにとっておくのはおすすめです。

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ということで,毛色の違う資格をいくつか挙げてみましたが,気になるものはありましたでしょうか。
今後の可能性を広げる,ということで,いつもと違った資格の勉強をしてみるのも,楽しいはずです。