IT関連の分野では,新しい技術がどんどん生み出されています。
AIをはじめ,わくわくするような新技術はいっぱいあります。

でも,新しい技術を学ぶためにも,基礎をしっかり固めておくことは大切です。

コンピュータの技術の基礎には,コンピュータ科学の基礎理論やコンピュータシステムの仕組みなど,様々な分野があります。
自分で適当に学ぶだけだと抜けが出がちですし,実務に直接関わらないように見える理論的なところがおろそかになりがちです。
そんなときに便利なのが,情報処理技術者試験なのです。

ITの全般を広く学ぶ時,情報処理技術者試験を使うと着実に学習することが可能です。
初心者はまずITパスポート試験,IT業界に入るためには基本情報技術者試験と,順々にステップアップしていきます。
ITを仕事にして,専門家としてレベルアップするためには,応用情報技術者試験までは欲しいところです。

応用情報技術者試験レベルの知識やスキルが身についていれば,ITの全分野に対しての「ひととおりの基本」はできていると考えられます。
もちろん,これさえできればOKという話ではなく,これを基礎に,専門分野を積み重ねていくというかたちになります。

だいたいのIT関連の新技術の場合には,この基礎ができていれば,応用情報技術として積み重ねていけます。

AI関連の,機械学習やディープラーニングなどを学ぶ時には,少し毛色が違います。
統計学や線形代数をはじめとした数学の理解があると,理論が分かりやすいので,ある程度の学校で学ぶような素養が大切です。
理系の大学,理学部や工学部だと基礎として学ぶレベルの数学を知っておくと有利です。

それ以外に,英語のマニュアルが読めるレベルの英語力があると,新しい技術を身につけるときには有利です。
最新技術は英語がわかると,情報を取得する速度が格段に上がりますので,専門分野の英語だけでも学習しておくと役立ちます。
理系英語は文法的にはそれほど難しくないので,高校レベルの英語が分かっていれば,あとはよく使う単語を押さえていれば大丈夫です。

最近よく感じるのですが,中学や高校で習った主要五科目(英語,数学,国語,理科,社会)って,意外と仕事で役立つ場面があります。
英語,数学は今述べたとおり,最新の技術を学ぶ時のスキルとしてとても使えます。

国語は,情報セキュリティなど文章で物事を伝える分野などでは特に,日本語を正確に伝える/読みとる技術として役立ちます。
もちろんそれ以外の場面でも有効です。

理科は,最近電気工事士の勉強をしていると,オームの法則をはじめとした昔習った内容が結構出てきます。
社会も,今の社会を読み解くのに,歴史の流れを知っていると役立ちます。

直接役立たないように見える,学校で習うような基礎は,実は新しいことを学ぶ時に大切な土台となります。
何かを学ぶ時に限界を感じているなら一度,基礎に立ち返って学び直してみることも大切です。

これからも新しい技術は,どんどん増えて発展していきます。
その流れに乗るためにも,基本的なスキルはしっかり磨いておきましょう。