「働かざるもの食うべからず」という言葉があります。
働くことは無条件で美徳だと考えている人も大勢います。

でも,本当にそうなんでしょうか?

本来,人が生きていくために必要なことをやることが,「働く」ことのはずです。
よりよく生きるために働くのであって,働くために生きるとなってしまっては,本末転倒となります。

働くことは,必ず行わなければならないことではないのです。

アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ』という本があります。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』で知られる岸見一郎先生の最新作です。
この本では,働くということの意味が,哲学や心理学などを交えながら,深く考察されています。

狭い意味での働くということだけでなく,病気や高齢で働けなくなった場合など,様々な状況を考慮して,働くことができなくても幸せになる道について考察されています。
働くことが辛くなっている方,または働けなくなってしまって生きる意味が見いだせなくなっている方に特におすすめの本となります。

また,こちらは劇薬的な本ですが,堀江貴文さんの『99%の会社はいらない』も,別の意味で働くことの意味を考え直させてくれます。
会社に勤めるだけが人生じゃない,また会社もいつまでも安泰なわけじゃない,と気づける一冊です。

「働かなくてはならない」は常識ではありますが,その常識に凝り固まっていると,かえって苦しくなることがあります。
一度,働くことの意味をふり返ってみて,本当にその仕事をやらなければならないのか,考え直してくることから,次の道が見えてくることもあります。

苦しいことというのは,「その方向は違うよ」というサインでもあります。
よりよく生きるため,働くことの意味を考え直してみましょう。