株式会社わくわくスタディワールド

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実際のネットワークを流れているパケットを解析する

ネットワークの勉強は,机上の勉強も大切ですが,「実践」や「体で知ること」も同じくらい大切です。
ネットワーク上のパケットは,本で勉強して「こんな構造なんだ」と覚えるより,実際のパケットを観察してみた方が勉強になります。
そのため,わく☆すたのセミナーや勉強会では,「ダンプ解析」という,実際にネットワークを流れるパケットを解析してみるという演習を良く行います。
紙の上でパケットを解析しながら,ネットワークの実際の流れを肌で感じると,試験問題もイメージしやすくなります。
そして,パケットの解析を「マスタリングTCP/IP 入門編 第4版」あたりと見比べながら勉強すると,ただ本を読むより,すごく頭に入ります。
秋向けにもそういった勉強会やセミナーを企画していますが,自分で実際に試してみるのもおすすめです。
私自身は,PacMonというシェアウェアを買って,ネットワークのパケットをキャプチャしています。
解析してくれたり,ダンプそのものを出力してくれたり,いろいろ便利です。
そして,無償で提供されていて,意外に使えるのが,Microsoftが提供している,「Microsoft Network Monitor」というツールです。
ネットワーク上を流れるパケットをキャプチャしてくれます。特定のプロトコルだけ取り出したり,いろいろ多機能なソフトウェアでもあります。
Microsoftのページに,「Microsoft Network Monitor を使ってみよう」というコラムもあって,使い方も説明されているので,はじめて使う方も,分かりやすいと思います。
他にもフリーソフトや有償のアプリケーションなどいろいろあります。
ネットワークスペシャリストを目指す方,ネットワーク関連の仕事をしたい方は,ぜひ一度,実際のネットワークを流れているパケットをキャプチャして,解析してみましょう。