学ぶ上での壁を理解する
わく☆すた,けんけんです。
今日は,「学ぶ上での壁」について書きたいと思います。
ネタとしては,「学び方がわかる本」の内容で,自分が企業研修などを行う時に,冒頭や最後に必ず語っています。かなり使える内容なので,ブログにて紹介したいと思います。
学ぶ上での壁は3つあります。(書籍の中では,「学習の障害」として記載されています。)
1.誤解語
誤解語とは「聞いたり,読んだりした意味を知らない単語。または,間違った意味で理解してしまっている単語。」のことを言います。
勉強していて,解らない単語がでてきた場合,そのままにしていると,ますますわからなくなってしまいます。この,解らない単語こそが,“誤解語”なんです。
対策としては,『調べて,ちゃんと理解する。』ことです。この積み重ねを行うことが,学びを進めていくことになります。
2.マスがないこと
「マス」とは,学習の対象のことです。
例えば,データベースを勉強する時に,理屈だけで理解しようとすると,結構苦労します。その場合,実際のデータをあてはめてみると,すんなり理解できることが多いです。
データベースは,情報を整理して意味づけしたものですから,データの対象が無いのに,理論だけで理解しようとすることが,「マスがないこと」の状態になります。
また,ネットワークを勉強するときは,実際に流れているデータを追う「パケット解析」をすることで,LANの仕組みが深く理解することができます。
3.段階の飛び越し
これは理解しやすいと思います。
例えば,アルゴリズムを学習する場合,基本情報レベルのアルゴリズムが解けないのに,いきなり応用情報のアルゴリズム問題を解こうとすると,玉砕しますよね。ですから,自分のレベルがどこにあるのかを理解することが大切になります。
この3つの視点を頭に置いて勉強すると,自分がどこで止まっているのかが,客観的に見えるので対策などが立てやすくなります。
また,「誤解語」については,高度情報処理試験,応用情報技術者試験 参考書の選び方に書かれているように,参考書選びにも役立てることができます。
勉強していて,止まった時に,この3つの壁を思い出していただければ幸いです。