株式会社わくわくスタディワールド

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時間が足りない試験区分・時間区分

本日,わく☆すた公開セミナー「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」及び「応用情報技術者対策 3回コース」「情報セキュリティスペシャリスト対策 3回コース」の1回目が無事終了しました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
今回の講座の収録は無事終わりましたので,編集が終わり次第DVDを発売いたします。1週間後ぐらいの発売予定ですので,DVDで学習したい,という方は,もうしばらくお待ちください。

今日,講義中や懇親会で話していて,「試験時間が余るか足りないか」って,結構試験区分やその時間区分(午前,午後など)で差があるな,ということを改めて認識しました。
基本的に,試験問題を解く時間,というのは慣れれば速くなるので,慣れるに越したことはないです。
ただ,慣れてもやっぱり大変,とか,慣れなくても大体OK,などの傾向は,試験区分や時間区分によって差があります。
今日講座を実施した,高度共通午前1や応用情報技術者午前は,比較的時間の制約はゆるい方だと思います。
午前問題は基本的に,ある程度時間に余裕があるようにできていますし,特定の問題に時間をかけすぎなければ,時間内には終わります。
そんな感じで,思いつく限り時間の余裕度合いで分類してみると,以下のような感じかな,と私は感じています。

<時間の余裕あり,たいがい余る>
1.高度区分の午前2全般。特に知識問題が多く計算問題が少ない情報セキュリティスペシャリストやシステム監査などは半分ぐらい余ることも。(それでも,途中退室できないのがつらいところです。)
2.情報セキュリティスペシャリストの午後2。最後まで残ってる人は少数派,っていうぐらい,普通に解いていても時間が余ります。

<ちょうどいい~少し余る感じ>
1.高度共通午前1や応用情報技術者・基本情報技術者の午前。解けるかどうかはともかく,時間に追われなくても,普通に解けば時間内には終わるレベルだと思います。
2.論文系(ITストラテジストやシステム監査,プロジェクトマネージャなど)の午後1。論文系は午後2が勝負だからか,スペシャリスト系に比べると,午後1がゆるい感じはします。

<少し足りない~ちょうどいい感じ>
1.ネットワークスペシャリスト,エンベデッドシステムスペシャリスト,情報セキュリティスペシャリストの午後1。午後1は2問解けばいいので,昔に比べて余裕は出ましたが,その分分量が増えました。あんまり余裕はない感じですが,急がないと無理,というほど時間にタイトではないと思います。
2.ネットワークスペシャリスト,エンベデッドシステムスペシャリストの午後2。余裕がある,というほどでもないですが,2時間しっかり考える必要がある問題が多いです。

<基本的に時間が足りないので,ちょっと急がないと大変>
1.応用情報技術者・基本情報技術者の午後。問題選択次第ですが,合否ぎりぎりの人だと,基本的に時間は足りないと思います。いかにムダな時間を排除して,できるかぎりベストな回答が書けるかどうかがカギです。
2.データベーススペシャリストの午後1。普通にやっていたら,多分間に合わないと思います。2問選択ですがボリュームが大きいので,ある程度時間との勝負な面が出てきます。
3.論文系午後2。論文は,時間内で完璧に仕上げる,というのはほぼ無理です。どのあたりまで書けるか,妥協しつつ計算して,とりあえず2時間で終わる論文を書く必要があります。

<全然時間が足りない。できる範囲で書く>
1.データベーススペシャリストの午後2。普通にやったら4時間ぐらいかかるんじゃない?というような問題を,平気で出してきます。少しでものんびりしていたら命取り,というぐらい時間はタイトです。
これは,私の個人的な感想です。
ただ,全般的に解くのが遅い人,速い人はいても,相対的には大体あてはまるんじゃないかな,って感じてます。
「データベースの午後2,1時間で余裕で解けるぜ」っていう人も,ごくまれにはいるとは思いますが,そういう人はきっと,情報セキュリティの午後2だったら退出可能時間(40分)に出てきそうですし。
このあたりは,何度か試験を受けていると経験則でつかめるとは思いますが,はじめての方はイメージしづらいと思います。
よろしければ,勉強する際の参考にしてみてください。