株式会社わくわくスタディワールド

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過去問をやって,できないところに重点をおく

今年の特別試験についての本試験問題集(1期分)が,アイテックさんで発売開始されました。
こちらにある,ITパスポート,基本情報技術者,応用情報技術者,情報セキュリティスペシャリストの4区分で,オンラインのみの限定発売だそうです。
特別試験の過去問解説は,「平成23年度【秋期】情報セキュリティスペシャリスト パーフェクトラーニング過去問題集」などにも掲載されてはいますが,内容も分量も,アイテックさんの方が使えるとは思います。(値段も大分違いますが)
最新の過去問までしっかり学習したい方は,買って学習されるのもおすすめです。
試験前1ヶ月の今頃の時期は,準備ができていてもできていなくっても,過去問演習をされるのをおすすめします。
今まできっちり勉強されてきた方なら,力試しのつもりで過去問を解いて,できてなかったところを復習していきましょう。
そして,勉強が全然間に合ってない,という方も,過去問を解いてみて,できていないところがたくさんあるのを感じながら,参考書などでその分野を強化していきましょう。
高度区分の場合,その専門分野が中心ですので,「よく出てくるポイント」というのは限られています。
例えば,ネットワークスペシャリストの場合には,TCPとIP,そしてイーサネットのスイッチあたりの理解がポイントになります。過去問で,うまくMACアドレスが答えられなかった,という場合には,MACアドレスの動きについて,しっかり理解し直す必要があります。
そして,実際の試験に大切なのは,知識があることよりも,「いかに問題と深く対話できるか」ということです。
記述式,論述式の試験ですので,試験官の意図を汲むことが,もっとも大切な合格のための要素となります。
ですので,「対話の練習」として,問題演習を行うことは大切なのです。
初対面で,はじめはなかなか意思疎通ができなかった相手でも,何度か会話を重ねているうちに,言いたいことは通じるようになります。
うまく解答が導けないと感じている方は,ぜひ,いろんな年度の問題を解いて慣れることに重点をおいていきましょう。
そろそろ時間も迫ってきました。
必要なことに重点をおく,その重点ポイントをつかむためにも,過去問をうまく活用していきましょう。