株式会社わくわくスタディワールド

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試験問題を速く解く練習をする

以前,「試験問題を速く解く方法」で,試験の超直前で,早く解くための手段については書きました。
直前で焦ったときには,この方法は使えるとは思います。
ただ,試験問題を解くのは,練習すれば速くなりますし,あと3週間もあれば,大きく改善するのは可能です。
まず単純な話として,情報処理技術者試験の問題は,解き慣れれば速く解けるようになります。
これは大体誰でもそうですし,高度区分を複数受けていると,解く速さはかなり速くなります。
とはいえ,いつも時間が足りるとは限りません。
以前,「時間が足りない試験区分・時間区分」でも書きましたが,全体的に時間が足りない試験区分,というのも結構存在します。
時間内に解き終わるためには,時間内に解くという練習が大切です。
具体的には,1問を,制限時間かそれよりちょっと短めで解いてみて,時間がきたら容赦なくやめる,という練習です。
応用情報技術者試験の午後は1問を20~25分,高度区分の午後1は1問を40~45分,午後2は120分で解いてみます。
特に,高度論文系の午後2は,今の時期は「120分でとにかく書き上げる」という練習が役立ちます。
あと5分になったら,書きたいことがいくらあったとしても,文章として不自然にならないようにまとめ上げる,そんな感じの,時間内で格好をつけることが,本番では必要だからです。
多分,情報セキュリティスペシャリストの午後2は,ほぼ時間は余りますので,そんな練習は必要ないと思います。それよりは,いかにじっくり時間をかけて,問題文の意図を深く読み取るか,に注力することが大切です。
浅い理解でさらっと書くこともできるけど,それでは受からないのが情報セキュリティスペシャリストの午後2です。
ネットワークスペシャリストは,人にもよりますが,午後1までを突破できる実力があるなら,普通にやれば時間ぎりぎりで終わるとは思います。
ただ,たまに問題に悩んだりすると足りなくなる可能性もあるので,時間を意識して練習することは大切です。
特に,パケットの動きなどが複雑なので,図に書いて整理するなどはおすすめです。
あと,意外と最近,時間がかかるようになってきたのが,高度論文系の午後1です。
昔は結構,ゆるい問題が多く,時間に余裕があったのですが,最近のシステムアーキテクトの午後1など,45分びっちり考えないと正当が導けないものも出てきています。
昔と今で,大分傾向が違う気がしますので,平成21年,22年度の問題を中心に全部解いてみて,時間の感覚をつかんでみてください。
速く解く練習をすると,実は,勉強時間も節約できますし,問題に集中しやすくなります。
「時間内で解こう」というプレッシャーは,ちょうどいい刺激になって,脳も活性化しやすいと思います。
特に試験が近づいてきたこの時期は,タイマーなどでしっかり時間を計って,問題を時間内に解く練習をしてみましょう。