試験の途中,襲ってくる危険な誘惑に,「もうだめだ,あきらめよう」というものがあります。
特に,途中の午後1や午前で「失敗した~」と感じるとき,そこで緊張が途切れそうになるのです。
そういうときに,「ここから頑張ってもどうせダメだし・・・」という気持ちで続きを解くと,ほぼ間違いなく落ちます。
あきらめずに切り替えて,最後までしっかり解くことが肝心です。
実際,試験結果で良くあることは,「ダメだと思った次の時間区分で落ちていた」というものです。
午後1で失敗したと思っていたら,実は午後1は通っていて午後2で落ちたとか,午前2で失敗と思っていたら午前2はOKで午後1で落ちたとかが,定番のパターンです。
特に,情報セキュリティスペシャリストの午後2は,気持ちを集中していないと,「もういいや・・・」と途中で帰ってしまいたくなります。
浅く読んだだけで適当に書いた答案では合格できないのは,今まで何度も書いてきたとおりです。
今日の合格体験記は,午後1で失敗したと思いつつも,最後まであきらめずに受験して合格された,バズさんです。
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【基本情報】
氏名:バズ(男)
年齢:37歳
情報セキュリティスペシャリスト受験:1回目
点数:
 午前1 74.80点
 午前2 80.00点
 午後1 84点(問3,問4を選択)
 午後2 66点(問2を選択)

【試験に向けて,勉強した内容】
約半年前にポケットスタディを購入し,通勤電車の中での読み物として勉強を始めました。
その後,定番本や過去問本を購入し,仕事から帰宅した後や休日に時間を取って学習しました。
具体的な学習方法は,以下の通りです。
1.情報セキュリティ知識や考え方の習得
『情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト』を使用し,セキュリティの知識や考え方を基本から学びました。
良くわからない用語や技術については,ネットで調べながら理解するようにしました。
セキュアプログラミングについても学習しましたが,ある程度やった後に『これは厳しい…』と思い,スパッと捨てました。
2.過去問演習
一通り教科書で知識などを付けてから,過去問題集を購入し,午後の答えが分からずとも一通り自分の言葉で記述してから問題集の回答・解説を読むようにしました。
過去問は読むだけでなく,試験用ノートを用意し,ストップウォッチで時間を計り,本番時間を意識して回答するように心がけました。(これは本番時間を感じるためにも有効だと思いました)
午前問題は,過去問3年分程度を3回くらい回して,ある意味暗記するくらいの勢いでした。
3.その他
自分の会社のISMSにも関心を持って,どのようにPDCAを回しているのか,どのように情報管理しているのかを自分なりに考えたりすることで,実務がないことを補いました。

【当日の試験の感想】
1.午前1
過去問と全く同じ問題が多めにあったにも拘らず,危うい点数でした。
実際に「まさか午前1で落ちるかも…」と思いました。
なめちゃいけません。これをパスしないと合格できないのだから。
2.午前2
過去問が多かったことやセキュリティ知識をしっかり学習したことにより,基準点は満たしているだろうと思いました。
午後の学習をしていれば,おのずと午前2は回答できると思います。
3.午後1
問題取捨に焦ってしまい,表面的な内容だけで問3と問4を選びましたが,試験終了後に問2が簡単だった後悔しました。
もちろん,セキュアプログラミング系の問1は最初から眼中になかったことは言うまでもありません。
なかなか回答を埋めることができなかったのですが,試験官が試験終了を告げる最後まで粘り,未回答がないようにはしました。
あれほど自宅でストップウォッチなどを使って時間体験していましたが,やはり本番になるとテンパります。
正直『ここまでか…落ちた』と思いました。
4.午後2
自分的には午後1で足切りになっていると思いつつも,今日まで勉強頑張ってきたので,ちゃんと午後2も最後まで頑張ろうと思いました。
問2を選択しましたが,午後1同様なかなか回答を埋めることができませんでした。
退出可能時間になると他の人が続々と退出していきましたが,自分は最後まで粘ろうと心に決めました。
分からない問題は飛ばし先へ進めて,一通り終わったところで,もう一度問題文を読み直しながら回答し,最終的には未回答がないようにしました。

【今後の受験者に向けてのアドバイス】
午前1,2は,過去問題をしっかり学習しておけば大丈夫だと思います。(でも,決してなめてはいけません)
午後1は,とにかく時間との勝負になると思います。
最初に問題を取捨することになりますが,余程のことがない限り,最初に選んだ問題を最後まであきらめずに回答するほうが良いかと思います。
午後2も同様に途中での問題変更はしないほうが良いと思います。
技術的な知識は,ある程度テキストやネットで学習すれば大丈夫だと思います。私自身ネットワークにそれほど精通していません。
それよりも問題文の内容をしっかり理解し,自分勝手な解釈や出題者の意図しない回答をしないように考えて記述することだと思います。
最後にひとつ,『時間のある限り最後まであきらめないで未回答をなくす』ことです。
全然高得点で合格したわけではないので,大きなことは言えませんが,皆さんの参考になればと思います。
【今回使った書籍】
・ポケットスタディ 情報セキュリティスペシャリスト
・情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2011年版
・平成23年度【秋期】情報セキュリティスペシャリスト パーフェクトラーニング過去問題集
・平成23年度【春期】【秋期】 情報セキュリティスペシャリスト 試験によくでる問題集 【午前・午後】
以上が合格体験記です。