株式会社わくわくスタディワールド

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応用情報技術者試験のポイント

毎年出版させていただいている,応用情報技術者試験対策書,「徹底攻略 応用情報技術者教科書 令和5年度」が今年も発売されました。 応用情報技術者試験は試験範囲が広く,学習に時間がかかるので,来年4月の試験に向けてしっかり学習される場合は,今からスタートするのがおすすめです。今回のテキストから,ダウンロード特典の電子版にある過去問解説(18期分)が 印刷可 になりました。繰り返しの演習に,ぜひご活用ください。

最近の応用情報技術者試験のポイント

応用情報技術者試験の最近の傾向としては,「アジャイル開発など,新しい開発手法に関連した出題が増えている」点が挙げられます。スクラムの手法や,アジャイル開発の考え方などが,システム開発分野だけではなく,プロジェクトマネジメントやシステム監査などの分野でも出題されています。DX(トランスフォーメーション)を行うにあたって,クラウドサービスを活用したり,開発手法を変更するという時代のトレンドが,いろんな分野に影響している感じです。
開発に関しては,JIS X 0160:2021(ISO/IEC/IEEE 12207:2017)の改訂に合わせて,シラバスも改訂されています。教科書にはなるべく,最新の内容を盛り込みましたので,ご活用ください。

試験に向けての学習方法

応用情報技術者試験をはじめとした情報処理技術者試験は,10年経っても通じる基本が問われると同時に,時代に合わせて変化してきています。基礎理論やアルゴリズムなどの基本はあまり変わりませんが,新しい機器やプロセスはどんどん開発され,内容は新しくなってきています。
応用情報技術者試験の午前問題は,半分以上が過去問題です。過去問演習で基本的な実力をしっかり押さえつつ,新しい技術もしっかり身につけていくのがおすすめです。具体的な内容としては,別の試験の学習を並行して進める方法があります。例えば,クラウド関連に関しては,『AWS Certified Solutions Architect - Professional』という試験があります。レベル3のプロフェッショナルレベルに該当するAWSの専門試験で,参考書「AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説」も発売されています。かなり歯ごたえのはる資格ではありますが,勉強することで新しめの知識が補完でき,応用情報技術者試験との相乗効果が狙える試験です。

応用情報技術者試験に向けての学習は,範囲が広いので直前になって焦っても間に合いません。半年前から計画を立てて,しっかり学習をすすめていきましょう。