過去問が解けない時の対処法
わく☆すた,けんけんです。
昨日のブログのコメントで,過去問が解けない不安について書かれていたので,今日は過去問が解けない時の対処方法を書きたいと思います。
情報処理技術者試験対策で,過去問演習をするのは,とても効果的な学習方法です。それは,過去問から再出題されることが多く,また,過去問から出題傾向が読み取れるからです。
けれども,学習の初めのうちに過去問を解くと,結構撃沈する部分が多いと思います。一応,試験問題なので,そう簡単には解答できないようになっています。(けどその反面,ちゃんと解答できるようにはなっています。)
できない場合は,「自分がわからない所がわかってよかった。」程度に思っておいてください。
一番まずいのは,「こんなにできない自分はダメだ。」と自分を責めてしまうことです。自分を責めても何もはじまりません。エネルギーが内部に蓄積されて,自分を蝕んでしまいます。
大前提として,『学習曲線』ってものを理解しておく必要があります。勉強を始めた当初は,なかなかできるようになりません。しかし,ある日閾値を超えると,悟ったように理解できて,突然ものすごくできるようになってきます。人によって,この閾値まで到達する時間は異なりますので,(やりかたにもよりますが。) そこまでがんばれるかどうかも重要なファクターになってきます。
そこでいつも書いているのが,「合格した後のイメージを考えて下さい。」ってことにつながります。合格した後のイメージが情熱の源泉になると考えているからです。(報奨金もらえた。昇進・昇格した。給料が上がった。希望の部署に配属された。好きな仕事ができるようになった。一目おかれた。ライバルに差がでた。転職選び放題だ。などなど。)
まとめるとこんな感じです。
1.はじめからできる人はいない。
2.できなかったら,「自分がわからない所がわかってよかった。」と考える。
3.学習曲線ってものがあることを,把握しておく。
4.できるまで繰り返し続ける情熱を持つ。
「繰り返し」の部分は,以前のブログで書いた,「できない部分を明確にする・その2 ~空欄まで細分化する~」などを参考にして,演習を繰り返して下さい。
1つ注意点を上げるとすると,“段階の飛び越し”になっていないかどうかってことです。基礎力ができていない人が,過去問演習をするのは,ちょっと壁が高いです。ですので,「どうやってもわからない」問題の場合は,一度その分野を本当に理解しているか,再確認が必要です。(“段階の飛び越し”の詳細については,「学ぶ上での壁を理解する」を参照して下さい。)
では,今日の一歩を進んでみてください。