勉強した方が試験は面白い

ロンドンオリンピック,始まりましたね。
私はスポーツ観戦は好きなので,ついつい面白くってテレビを見続けてしまいます。^^;
個人的には,オリンピックの「4年に1度の勝負」という緊張感が大好きです。
4年に1回の,この日を目指して全力で,いろんな練習を積み重ねてきた,だからこそ力も出るし,見ている人も感動するんだと思います。
高校や大学などの入学試験や,情報処理技術者試験などの資格試験も,同じなんじゃないかな,って最近は感じています。
勉強不足で,「どうせ落ちる」と思いながら受ける試験は,正直全然,面白くありません。
現実を正面から見ることができるので,意味はあるとは思いますが,つらいのでできれば避けたい受験の仕方です。
敵前逃亡したくなるのも,無理もないと思います。
自分なりにベストを尽くして,「これ以上は勉強できない」というぐらいやり尽くすと,試験はとても面白くなります。
必ず合格できるとは限りませんが,試験問題としっかり向き合うことができますので,やりがいはあります。
そして,合格できそうなレベルまで勉強すると,勉強は本当に面白くなってきます。
試験は正直,自分の実力にピッタリ合っていて,受かるか落ちるかが五分五分,ぐらいのときが,一番ドキドキして楽しいのです。
試験の内容で一喜一憂できて,感情がすごくジェットコースターのように動きます。
実力が足りないと,「どうせ無理」と思ってしまうので面白くないです。
ちなみに,楽に合格できるレベルの試験も,簡単すぎて実はあまり面白くはありません。
自分の実力にちょうどいい試験,というのは,ドキドキできる貴重な存在なのです。
個人的には,昔のマンガ「とどろけ!一番」のように,入学試験でも,トップを決める競争とかやってくれると面白いなぁ,とは思っています。
でも,普通の試験はトップになったり100点取っても表彰されることはないので,極めてもあんまり楽しくはないです。
それよりも,実力相応の,合否スレスレの試験,というのは,受けていて面白いです。
ちょっとそれましたが,実力より上の試験を,あまり勉強せずに受けると,苦しいだけであまり面白くありません。
ちゃんと勉強して,「これなら受かりそう」というぐらいしっかりやると,試験そのものが面白くなってきます。
あまり勉強をやり慣れていない人だと,「勉強はつらく,苦しいもので,大変なだけ」だという思い込みがある人が多いです。
実際には勉強は,「最初はつらいけど,やっていくうちに知識がつながっていって,面白くなるもの」なのです。
そして,情報処理技術者試験,特に高度区分は,「知識がつながって,面白くなった」あたりがだいたい合格レベルになります。
ですので,合格レベルまで勉強した方が,試験勉強は楽しいのです。
私自身,ネットワークスペシャリスト試験に受からなかったときの勉強は,全然楽しくありませんでした。
教科書も難しく書いてあってわけがわからなかったし,勉強していてもわかった,という感覚はありませんでした。
なので,適当に少しだけやって,試験問題に全然歯が立たない,という状態で会場に行って,見事に玉砕しました。
次の年には,本気で「これ以上できない」ぐらいは勉強しました。
過去問も5年分きっちりマスターしましたし,マスタリングTCP/IPも何度も読み込んで,体で覚えるぐらいまでやりました。
そうすると,試験勉強自体が楽しくなってきていて,本番の試験問題とも,楽しく格闘できました。
そして,試験を受けている時間は,あっという間に過ぎていて,解いていて面白かったのです。
「絶対受かるぞ」と意気込んでいったので,「落ちたらどうしよう」とドキドキしてもいたのですが,そのプレッシャーも本番にはプラスに働いたように感じています。
3ヶ月後の試験日に,充実した時を過ごしたいなら,今からしっかり勉強していきましょう。