株式会社わくわくスタディワールド

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SEのリアル ~客先常駐~

以前,「SEのリアルなライトノベル小説」でも紹介した,
そんなライトノベルの中で,SE向けに役立ちそう(?)な本として,「なれる!SE―2週間でわかる?SE入門」シリーズですが,来週8月10日に,新刊が発売されます。
題名は,「なれる! SE7 目からうろこの?客先常駐術」だそうで,今回は客先への常駐がテーマのようです。
個人的には,この「客先常駐」についての経験はいっぱいあります。^^;
というより,最初の会社はほとんど客先に出向くことが多かったので,その会社に直接通ったのは,半年もなかったように思います。
私は,大学院博士課程を中退して就職したので,新入社員で入ったのが4月ではなく12月でした。
そのため,研修などはほとんどなく,入社前に情報処理の通信教材が送られてきて,「これで勉強しといてね」というぐらいでした。
一応,大学の研究でC言語とFORTRANは使っていたので,プログラミング自体はできたので,どうも「即戦力で使えるかも」という評価だったようです。
そして,入社したその日に,「火を吹いてるプロジェクトがあって,人手が足りないので,すぐに行って欲しい」と言われ,入社2日目からいきなり,客先常駐となりました。
東京に来て間もなく,「東陽町」と聞いてもどこだかわからないぐらいでしたが,いきなり営業さんに連れて行かれて,開発チームに「よろしく」と放り込まれました。
幸い,同じチームの人はやさしい人が多くて,ちょっとずつ教えてもらいながらですが,なんとかテストやプログラミングをこなすことができました。
#かなり冷や汗ものでしたが。。。
その後も,銀行のシステムを開発するときには銀行にずっと常駐でした。
薬局のシステムを開発するときには,二次請けだったので,一次請けの企業にずっと常駐。。。という感じでした。
改めてSE時代を思い返して見ると,あまり「自分の会社にずっと通う」ということがなかったなぁ,と感じます。
定期を買っていても,急に場所が変わって払戻,というのもよくありましたし。
途中からは,北千住までのJRだけ定期を買って,そこからは回数券,という生活を続けたこともありました。
。。。と,いろいろありましたが,どんな切り口でライトノベルになるのかは,今から楽しみです。
こういった読み物は,経験した人が「あるある」と納得するだけでなく,経験を補う役目もあります。
さすがに,「客先常駐」がテーマに,午後2の論文を書くことはないと思いますが,「なれる!SE3 失敗しない?提案活動」はITストラテジストに,「なれる!SE 2 基礎から学ぶ?運用構築」はITサービスマネージャに使えるかもしれません。
暑くて大変な時期ですが,息抜きをしながら,乗り切っていきましょう。