株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

DVD作成よもやまばなし ~セーフマージンとオーバースキャン

わく☆すた,けんけんです。
今日は,情報処理技術者試験や勉強法から少し離れて,DVDの作成について書きたいと思います。
数年前までは,動画ファイルを扱うことはあっても,DVDを作成するなんてことは全然縁がありませんでした。それが仕事になるんですから,人生何があるかわかりません。^^; 新しい分野に入ると,いろいろと壁にあたったり,知識が増えてきます。
そんな中,「へー」と思ったのが,タイトルに書いた,「セーフマージン」と「オーバースキャン」です。
この2つは,ビデオカメラで撮影し,加工せずそのままDVDにするとか,YouTubeで公開するなどの使い方をするだけでは,特に気にする必要はありません。
けれども,画面に文字を入れたりすると,関係してきます。
今,動画編集で使用している,「Adobe Premiere Elements」には,編集中のモニター用画面に,画面の大きさより一回り小さい,“枠”が表示されています。これを,上で書いた「セーフマージン」と言うのは,画面の表示で知ってはいましたが,どうゆう意味があるのか知らずに編集を進めていました。(\(^^;ヲイ)
痛い目にあったのは,DVD作成時のタイトルメニュー作成時でした。画面一杯の幅に表示させようと,文字の大きさを調整し,DVDを作成し,DVDプレイヤーで再生したところ,左右の文字が切れて表示されるのです。
ありゃりゃと思い,これは例のセーフマージン枠が関係しているにちがいないと,ネットで調べると,なんとテレビでは画像の全てが表示されているわけではなく,画像の周りが一部省略されて表示されていることがわかりました。
その欠け具合を示しているのが,例の「セーフマージン」の枠だったわけです。この,欠けさせて表示する仕組みを「オーバースキャン」と言うことを,このとき初めて知ったのです。話すと長くなるので,詳細はGoogleなどで検索してみて下さい。
そんなわけで,今度はタイトル文字をセーフマージン枠の中に収めて,ちゃんと全ての文字が表示できるようになりました。DVD作成のレンダリングやり直しは痛かったですが,新しいことを学べたので,よしとしています。
ただ,このお話しは,アナログテレビの場合に関係していて,デジタルテレビだと1920×1080ドットで表示されるので,オーバースキャン自体されなくなっているようです。(「ようです」と書いたのは,まだデジタルテレビ未導入だからです。^^;)
そして,YouTubeや動画ファイル自体をパソコンで表示させる場合は,ビデオカメラで撮影した画面より一回り広い画面が表示されます。ビデオカメラのモニター自体がオーバースキャンを意識して,最大画像から若干狭く表示しているからです。(使っている,HDR-SR7はそうなってました。) パソコンはテレビじゃないので,オーバースキャンは関係ないですからね。
以上,DVD(アナログテレビ?)よもやまばなしでした。