株式会社わくわくスタディワールド

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基本をきっちり押さえる

コメント欄でお問い合わせをいただいた,「徹底解説 応用情報技術者教科書」の平成25年度版は,もう原稿&校正は終わっております。
発売日は,正確なことはまだわかりませんが,10月終わり~11月始めには出版される見込みです
来年受験される方は,今回は早めに出版されますので,じっくりと勉強するのにお役立て下さい。
新シラバスに対応して,新しい用語もいろいろ追加しています。
新しい技術といえば,新しいバージョンの仮想化大全「すべてわかる仮想化大全2013 (日経BPムック)」が発売されたので,手に入れて今読んでいます。
OpenFlowも出ていますし,新しい技術をいろいろ押さえておきたい方には,役に立つ内容だと思います。
ただ,これを知らないとネットワークスペシャリスト試験に合格できないか,というと,そんなことはありません。
合否スレスレの方,基本が怪しい方は,あまり新しい技術には手を出さない方が賢明だとも思います。
余裕がある方で,100点を狙いたい方は,いろんな技術を押さえておくのもいいと思います。
私の経験則だと,情報処理技術者試験の場合,新しい知識を押さえなくっても,基本がしっかりできていれば,8割ぐらいは得点できると思います。
70~80点ぐらいの得点を狙うなら,「確実に出る技術を確実にする」ことが一番大切になってきます。
それ以上を狙うなら,勉強の範囲は格段に増えてきます。
完璧を目指すと,重箱の隅のような知識も必要になりますし,すべてを勉強するというのは,かなり大変です。
個人的には,午前は満点をいつも狙って勉強しているのですが,なかなか最後の1問が手強く,完璧にできないことが多いです。
あと1週間で,合否がギリギリかな,って思ってる方は,新しい内容に手を出すより,今まで勉強した内容を復習して,知識を確実にアウトプットできるようにしておくといいと思います。
特に午後問題は,「単に知っている」だけでは知識は使えませんので,しっかり身につけておくことが大切です。
過去問を再度復習しつつ,理解できてないところを見つけてなくしておく,というのが王道です。
情報処理技術者試験は,「流行の言葉をいっぱい知っている」ことを試す試験ではありません。
実務でも使える,しっかりと定着した知識が求められていますので,基本をきっちり押さえておくことが大切なのです。
あと1週間,基本を大切に,当たり前のことを当たり前にできるよう,勉強を積み重ねていきましょう。