週末に向けて,対象者像になりきる

週末の試験に向けて,試験前最後の1週間が始まりました。
この時期に,過去問演習などのいわゆる「勉強」とは別に,普段の生活でやってみるといいことに,「試験の対象者像を意識して生活する」ことがあります。
以前,「高度技術者に,なりきりっこ」の記事でも紹介しましたが,特に高度区分を受験される方は,その試験の対象者像になり切ってみることで,実際の試験で的を射た解答が書きやすくなります。
試験当日に役割を意識してみるという話は何度か行いましたが,今週1週間,その役割の中で過ごせると,より効果は高いと思います。
論述系の区分の場合,いかにその論述で「その試験区分の立場」を表現できるかが合否を分けますので,特に意識してみるのをおすすめします。
例えば,ITストラテジストの対象者像は,試験センターの「試験の概要 ITストラテジスト試験(ST)」によると,
高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者
です。
今週だけでも,自分が関わっているシステムや業務が,企業の経営戦略とどう関わっているか,そんな視点をもって仕事をしてみると,見方が変わってくると思います。
あえて,「ビジネスモデルが~」とか,意味もなくまわりにつぶやいてみる,とかも楽しいかもしれません。^^;
いつもはGパンなのに,ちょっとコンサルタントっぽい格好をしてみる,というのも気分が変わると思います。
大切なのは遊び心,ごっこ遊びをしてみるような感覚で,試験の対象者像を試してみると,いろいろ気づくことも多いんじゃないかな,って感じてます。
私自身は,今週末はネットワークスペシャリスト試験を受験します。
今回は解答速報も行う予定ですし,あまりいいかげんなことはできないので,最後の1週間はきっちり,ネットワークスペシャリストの勉強を中心に行う予定です。
来年発売予定のネットワークスペシャリストの参考書の記事も書いていますし,勉強と仕事も兼ねてます。^^;
ちなみに,解答速報を一緒に作ってくれる仲間は,まだまだ募集中です。
ネットワークスペシャリスト受験者のうち,「試験の後,一緒に議論したい!」と思われる方は,ぜひご連絡ください。(解答速報について)
試験に合格するのは,その試験の称号がふさわしい人たちです。
試験に向けて徐々に,その「ふさわしい人」になりきっていきましょう。