データベーススペシャリストは,早めの勉強開始がおすすめ
試験勉強を始めるとき,いつから始めるのが最適かは,試験区分によって違います。
「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」セミナーでは,具体的な勉強法や始める時期などについてお話したいと思いますが,早く始めればそれだけ有利,とも限らないところもあります。
その中で,とにかく「早めスタート」がおすすめなのは,データベーススペシャリストの勉強です。
データベースは,勉強するとすぐできるわけではなく,理解して身につけるのに,ある程度の期間が必要です。
正規化ができてER図が書けるようになればほぼOK,ではあるのですが,この2つのスキルは,身につけるのにどうしても何ヶ月かかかります。
そのため,わく☆すたのセミナーでは,データベーススペシャリスト試験対策の「データベーススペシャリスト対策+平成24年春過去問解説5回コース」は,今週末の11月25日(日)からスタートします。
そして,1回目で基礎理論,ということで,正規化をしっかり行う予定です。その後,昨年と同様,受講生の方向けに「正規化勉強会」なども予定しています。
1回目は,「基本をきっちりと学ぶ」ことに特化しますので,基本情報技術者試験合格ぐらいのレベルの方でも大丈夫な内容です。
データベースは,数学のように理論を1歩1歩積み重ねていく学問ですので,1からしっかり学ぶと,確実に身につけることができます。
個人的な感覚では,データベーススペシャリストは,データベースの理論さえしっかり理解して使いこなせるようになればOKなので,その他の分野の勉強は,あんまり関係ないような気がしています。
情報セキュリティなどは応用技術なので,ネットワークやシステム開発など,他分野の知識が結構必要なのですが,データベースにはめったに出てきません。
ホントに,データベース設計だけに特化した,「データベース設計のスペシャリスト」という感じの試験です。
同じデータベースでも,SQLやDBMSなどの実装系の技術はそれほど重視されませんし,知識より理論の理解がポイントとなります。
ですので,一夜漬けなどはまったく効きません。
勉強よりスポーツという感じで,ある程度の期間の日々の練習がないと歯が立ちません。
フルマラソンを完走するのには,半年ぐらいは練習期間が必要ですが,それに似た感じだと思います。
今年は各社の参考書の出版が早く,「情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2013年版」や「2013 徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題」など定番の本は,もう入手可能or予約可能になっています。
本屋に行って参考書の比較をしてみるのもいいと思います。
早めのスタートで,確実に合格する実力を身につけていきましょう。