株式会社わくわくスタディワールド

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モデルの人がいると受かりやすい

わく☆すた,美月です。
昨日,現場のシステムエンジニア(SE)の人が多い集まりで,「高度区分の情報処理技術者試験なんて全然取れそうな気がしない。取れるのなんて雲の上の人だけで,ほんの一握りなんでしょ?」という話を聞きました。


これは,全然そんなことはありません。
現場のSEとして活躍しているなら,勉強しさえすれば大体取れます。経験が少なくても,ちゃんと勉強してその区分の役割に対応する実力がつけば,大体取れます。
高度区分のどれかの合格者,っていうくくりなら,知り合いに100人以上はいますが,特殊な才能の持ち主,っていう感じはあまりしません。


普通の人が,コツコツと勉強して合格した,という感じが多いです。ただ,高度区分に合格するための勉強は仕事にも役立つので,合格後仕事の幅が広がったり,転職したりして,その後活躍するというのは良くあります。なので,プロフェッショナルな人たちの集まりに行くと,高度区分の保有者の割合は多いです。


持っている人と持っていない人の違いとして,私が一番感じているのは,「まわりに合格者がいるかどうか」というのは大きいということです。これは,合格者のモデルがあると,自分にもできそうに感じて,合格しやすいということだと思います。


昨日,「データベーススペシャリストに受かりました」と嬉しそうに報告してくれた女の人がいました。彼女は,高度区分は初めての受験だったのですが,職場の先輩がテクニカルエンジニア(データベース)(データベーススペシャリストの前身)を持っていて,時々アドバイスをもらっていたそうです。


「正規化とER図がちゃんとわかれば受かるよ,と言われて,それだけ一生懸命やりました。でも,ホントに受かるなんて思いませんでした!」ととても嬉しそうにお話されていました。これは,先輩のアドバイスを素直に聞いて努力した彼女もすごいと思いますが,まわりの環境がプラスに働いたいい例です。


まわりに合格者が誰もいない状況だと,無理だと思ってしまいがちになる傾向があるようです。逆に,先輩がいっぱい持ってる,という状況だと,入ってきた新入社員がどんどん高度を取得していく,という風に伝搬するようです。


NLPなど心理学では,「モデリング」の力は大きいと言われています。「こんな風にすれば受かる」という事例が目の前にあると,合格(ゴール)までの距離もつかみやすいですし,やり方もわかります。


ですので,まわりに合格者がいる場合には,その人を参考にしてみてください。いない場合には,勉強会などの外部の集まりに行って,合格者に会うのがおすすめです。そうすると,高度区分は決して雲の上の資格ではないことはわかると思います。