オンラインストレージ ~インターネットのあちら側にデータを保存する~
わく☆すた,けんけんです。
バックアップについての記事,その2です。
ハードディスクには寿命がありますし,その他万が一のデータ消失のリスク回避のために,バックアップはありますよね。基本的に,パソコンやサーバー以外のメディアにデータをコピーしておけばOKです。
一般的には,パソコンであれば,外付けHDDへコピーする。DVD-Rに焼くなどの方法があります。サーバーだと,バックアップ装置で,テープに取る手法が多いでしょう。
最近(でもないか。^^;),出てきたのが,「オンラインストレージ」です。つまり,オンライン上のハードディスクです。サービスは無料のものから,有料のものまで,結構沢山あります。
オンラインストレージの良いところは,高い可用性にあると思います。データセンターできっちり管理されているので,パソコンが壊れる確率より低いことは明かです。また,有料のサービスであれば,銀行なみの冗長構成を行っているところもあります。(ジャストシステムのInternetDiskは4重化しているそうな。)
また,インターネットのあちら側に保存するので,出先でデータが必要になった時でも,インターネットに接続する環境さえあれば,データを取り出すことができます。
無料,有料のサービスを1つづつ上げるとすれば,無料サービス:Windows Live SkyDrive,有料サービス:InternetDisk,あたりでしょうか。
「Windows Live SkyDrive」は,その名の通り,マイクロソフトのサービスで,無料でなんと25G(!)の容量が使えてしまいます。欠点を上げるとすれば,50M以上のファイルが使えないことです。IEでアクセスすれば,ドラッグ&ドロップでファイルの操作ができて便利です。ただ,フォルダ単位では扱えないのが,ちょっとめんどくさいかな。
「InternetDisk」はジャストシステムのサービスで,月額数千円かかります。容量は最大3G。法人向けのASPサービスもあり,こっちは10Gまでですが,法人料金なので,かなり高額です。
この,「InternetDisk」は,うちでも使っていて,重要データは,ここに保存しています。かなり長いこと使っていますが,自分が把握している限りですが,障害で止まったことはありません。
また,今年の4月から新しいサービスが始まりました。パソコンのバックアップを自動的に行ってくれる,「IDisk Backup」です。バックアップするファイルの種類に制限があるものの,データを自動的にバックアップしてくれるので,とても安心です。弊社の動画編集マシンは,このサービスを導入しています。
容量は無制限とうたっていたので,「これで動画関連データのバックアップも安心。」 と思っていたら,動画ファイルやisoファイルなどは,バックアップの対象外だそうで,今後の改善に期待したいです。
オンラインストレージは,この2つ以外にも沢山あります。「オンラインストレージ」でGoogle検索すると,山のように出てきます。wikiなどには,一覧でまとまって記載されています。
と言うわけで,バックアップをインターネットのあちら側に置いてしまう,Web2.0的なバックアップもあるぞとの紹介でした。ブロードバンド時代だからこそ使えるサービスなので,使わないともったいないかもしれません。