「サボってる」ことを自覚してサボる
わく☆すた,美月です。
私は,仕事柄,毎年,9月と4月は1年のうちでもっとも忙しい時期です。
なので,やることはいっぱいあって,遊ぶヒマはない感じなのですが,ついついネットを見続けたり,マンガを読んだりと,ちょくちょくサボってしまいます。^^;
ただ,以前に比べてサボることが少なくなった,というか,サボった後で仕事に早く戻れるようになったなぁ,と感じています。
以前の自分と,今の自分で違うのは,「サボっていることをちゃんと自覚している」かどうかです。
昔はどうしても,なんかやる気が起きなくってサボっていても,「これは大事な息抜きなんだ」と,サボりを正当化してしまっていました。サボっているとどうしても罪悪感がわいてくるので,思わずサボりを肯定する理由を探してしまうことが多かったのです。そこで,「前日頑張ったんだから,サボるのは大事な息抜き」などと,正当化してしまうと,サボりがずるずると尾を引いてしまいます。ついつい,次の日もサボり続けてしまって,サボり癖が身について何も進まなくなることがよくありました。
締切のある仕事など,やらなければならない仕事なら,サボっていてもいつかは火がついて始めます。
サボり癖が問題となるのは,試験勉強やジョギングなど,「やった方がいいけど,やらなくても致命傷にはならない」という内容のものです。
情報処理技術者試験の勉強は,やらなくても当日には困らないことの典型です。
思わずサボってしまった後で,「今日は忙しかったから」「息抜きも必要」など,いろんな理由をつけたくなると思います。
でも,そこで,言い訳を用意せず,「サボった」という事実を自覚することが,とても大事になってきます。
人間の心理として,「サボった」ということが自覚できていれば,そのあと取り戻そうとします。
ここをごまかして,「自分はサボってなんかない。必要なことをやっただけだ」としてしまうと,そのあともずるずるとその,「サボりの名を変えた,必要なこと」をやり続けてしまいます。
なので,サボったことを自覚せず,正当化することは危険なのです。
これは,「サボってはいけない」ということではないので,注意してください。
別に,人間,サボりたくなることもありますし,思っていてもできないことはいろいろあります。
でも,その「サボり」を,自分で自覚できていた方が,リカバリも早く,傷が浅くてすむ,という話です。
実際,「サボってしまって時間がなくなった」と感じた後は,「本当に必要なもの」を優先して,効率よく勉強がこなせるようになります。人間には復元力がありますので,ちゃんとリカバリすれば,ずっとサボらなかったときと同じくらいの成果は出せるものです。
ですので,サボるときにはぜひ,「サボることを決めて」サボってみてください。
「あ,自分は今,サボってるんだなぁ」と自覚しながら,サボってみてください。
多分そのうち,サボるのもいやになって,勉強や仕事を始める気になると思います。