「あ,そうか!!!」とひらめくまで考える
わく☆すた,美月です。
ここ数日,ある問題を考えていて,論理的にどうしても納得がいかず,いろいろ悩んでいました。
「仕事だから忘れよう」と思うんだけどどうしても頭から離れず,ずーっと,あーでもないこーでもないと試行錯誤していました。通勤電車の間中考えていてもなかなか結論が出ず,気がついたら降りる駅を間違えそうでした。^^;
そこでやっと昨日の晩,お風呂に入ってるときに,突然,「あ,そうか!!!」とひらめきました。
いろんなことが論理的にも,感情的にもきれいにつながって,一本の解が出てきました。今まで悩んだ分,気づいた瞬間は,とーっても気持ち良かったです。
脳科学的には,こういうのを「アハ体験」といいます。
個人的には,この感覚が,ものすごく気持ち良くって,大好きです。
一説によると,この「アハ体験」は,起こった瞬間に,頭が良くなるそうです。
そういえば昔,小学生ぐらいのころ,このアハ体験というか,難しい問題を「解けた!」という感覚が大好きで,算数の問題を解きまくってました。6年生の時,「力の5000題小学高学年算数」に載ってる問題がとっても面白くって,遊びのように解きまくってました。こんな感覚で解くと,勉強って楽しいんだな,というのを身をもって体験しました。以来,数学だけはずっと得意科目です。
情報処理技術者試験の問題を解くのも,完全に消化して「わかった!」って感じになると,すごく力がつきます。そう言う意味では,大量に問題をこなすより,過去3年分を完全に理解する,という方が,勉強という意味では効率的です。
私の体験で言うと,情報処理技術者試験の問題を本当に深く理解できるようになったのは,実は合格後です。
ネットワークスペシャリスト試験に合格後,試験の解答速報や解答解説などの仕事を紹介されて,一生懸命やってるうちに,鋭く問題を読む力が磨かれたように感じています。
解答速報などを仕事でやる場合には,「論理的に妥当な解」を,気が済むまで考え抜きます。
午後2などでは,問題文を熟読して,設問と照らし合わせて,技術を詳しく調べて,妥当な1つの解を導きます。この過程で,大体の問題は,「あ,そうか!!!」と思う瞬間がやってきて,自信をもって解答を出せるようになります。なかなか100%とはいきませんが,個人的には,この作業はとっても好きな作業です。^^
平成15年までは,解答例が公開されていなかったので,過去問集の執筆でも,いろいろ悩みました。今は,解答がありますし,解答が導きやすくなっていますので,あんまり悩まないのですが,平成11~14年ぐらいまでは,悩む問題,ホントに多かったです。
過去問の学習の時,「なんとなくこんな感じ」というぐらいで,さらっとやってると,知識が上滑りになって,実力があまりつきません。そんなに数は多くなくっていいので,1問じっくり時間をかけて,難問を完全にわかるまであじわいつくしてみてください。ネットワークスペシャリストなんかだと,午後2を1問まるごと,「この問題なら大丈夫」と言い切れるぐらいまで深く学習すると,ものすごく力がつきます。
ですので,他の人に教えると完全に理解する必要があるという意味でも,試験問題を人に教えるのはおすすめです。自分で解答解説を書いてみる,というのも面白いかもしれません。直前なので,あんまり時間もかけてはいられない時期ですが,1問だけ,今年も出そうな分野の,難しそうな午後問題を選んで,その問題を徹底的に理解する,というぐらいだとできると思います。
難しい問題ほど,「あ,そうか!!!」と分かったときには,喜びも大きいです。別に,自分の頭だけで考えなくっても,調べても解答解説を読んででも,完全消化できればそれでOKです。
なるべくいっぱい,「あ,そうか!!!」と気づいて,気持ち良くなってください。
これを繰り返していると,楽しいので,勉強も好きになってくると思います。