知識を,別の視点で整理し直す
わく☆すた,美月です。
本日は,台風一過でいろいろありましたが,皆さん大丈夫でしたか?
私は思いっきり,鉄道の運休の嵐に巻き込まれて,都心に通勤できなくなってしまいました。
迂回経路をなんとか探して,なんとか研修会場にたどり着きましたが,危機管理の甘さが,露呈した感じです。
JRが全部止まると,松戸は陸の孤島なんだなぁ,と改めて認識し直しました。
昔,そういえば,情報処理技術者試験のその日に台風が接近して,会場に行くのが大変だったことがあったなぁ,としみじみ思い出していました。
試験会場に,いつもの電車で行けないときの経路は,複数考えておいた方がよさそうです。
今回感じたのは,単なる迂回経路というだけではなく,「台風でも止まりにくい路線」「災害に強い路線」という視点で,電車を認識しておく重要性でした。今日の体験では,つくばエクスプレスや北総線など,値段は高いけど新しい私鉄は,強風の影響がほとんどなかったようです。平常時の「いかに早く目的地に着くか」以外の視点で,経路を整理し直しておくと,いざというときに役に立つと感じました。
ということで,ちょっとここから強引に,試験勉強につなげてみます。^^
直前の勉強の時に,かなり効果的なのが,「知識を,今までとは別の視点で整理し直す」ことです。
例えば,ネットワークの勉強の時,VRRPとかSTPとかOSPFとか,いろんな技術が出てきます。最初の勉強としては,それぞれのプロトコルの意味ややり方,特徴というのを学んでいくと思います。それを前提に,ちょっと視点を変えて,整理してみると,頭にすごく入りやすくなるのです。
例えば,試験に良く出てくる「冗長化,二重化」の視点で,技術を集めてみます。
・ネットワーク層で,デフォルトゲートウェイを二重化するのがVRRP
・ネットワーク層で,経路を二重化するのがダイナミックルーティング(OSPFとかRIPとか)
・データリンク層で,経路を二重化するのがSTP(スパニングツリープロトコル)
とか,こんな感じです。
試験に良く出てくる視点,観点で,技術を整理しておくと,いろいろ応用が効くようになります。
他にも,「運用管理に使うプロトコル」とかで,
・ネットワーク層で,生存確認に使うのがping
・トランスポート層で,サービスにつなげることを確認するのがtelnet
・アプリケーション層で,きめ細かい管理を行うのがSNMP
などという感じで集めると,理解の仕方が変わってくると思います。
直前で勉強する時に,「関連知識」をまとめておくと,本番で答えが浮かびやすくなります。
いろんな技術をグループにまとめたりしてみると,知識は深まると思います。
過去問を解きながら,「これと似たようなことで,他の技術ないかな」って考えてみると,いろいろ思いついて楽しいです。
時々,息抜きという感じで,気楽に考えてみてください。