株式会社わくわくスタディワールド

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「辞書で調べる」ことのすすめ

わく☆すた,美月です。
高度試験の午後2では,論文系でも事例系でも,文章をちゃんと書けることは大切です。
そこで,単純ですが,意外とネックになるのが,「漢字をちゃんと正しく書けること」です。

本番の試験で浮かばないときには,ひらがなで書いたり,同じ意味の別の言葉に言い換えたりするというテクニックで切り抜けるという手はあります。ただ,ひらがなでばかり書くと,字数が足りなくなったり,採点官への心証が悪くなったりしてしまいますので,ある程度はちゃんと書ける必要があります。

そこで,問題演習や解答を書くときに,「辞書で調べながら,正確に漢字を書く演習」を行うことをおすすめします。漢字にはいろいろありますが,実際に,情報処理技術者試験で書く漢字は限られています。特に,論文の場合は,自分の論文で書くこと,というのは毎回似通ってきますので,準備論文を書くときに分からなかった漢字を調べずにおくと,本番でも必要になって焦ることになります。

このとき,「辞書」といっても,もちろん紙の辞書である必要はありません。
私が使っているのは,CASIOの簡単な電子辞書で,広辞苑を使って漢字を調べています。
手書きで文章を書くとき,ちょっとした漢字が分からないときに,さっと取り出して調べて書きます。

パソコンが立ち上がっていれば,ATOKなどで日本語変換してもいいですが,どこでも持ち運んで使える電子辞書の方が使いやすいです。
携帯電話でメールなどを立ち上げて,変換してみるという手もあります。

いずれにしても,「ちょっとわからないとき」に,ささっと調べて,それを手書きでちゃんと書く,という作業が,本番で生きてきます。
最近,論文を中心に,採点していると,「結構,誤字脱字って多いなぁ」としみじみと感じます。
誤字脱字は減点対象になりますし,論文などで量が多いと,論文自体の心証が悪くなります。見ていて特に多いのが,「送りがなの間違い」です。

「少ない」「改めて」など,小学校あたりで習ったようなところに,よく間違いを見つけます。
疑問に感じたら,すぐに調べてみると,ずっと間違えて使っていた,ということがよくあると思います。ワープロ書きだと,勝手に正しく変換されるので,意外と気づかずに過ごしている,というのはよくあります。

うちのけんけんも,秋の論文に向けて,「モーニングページについて」で書いているモーニングページを毎日書いてますが,見ているとちゃんと,辞書で調べながら書いています。
最初に文章を見た頃には,誤字脱字が結構多かったのですが,日々調べながら書いてることで,誤字は減ったなぁ,と改めて感じています。

直前で勉強したことは,結構試験に出てきます。出てきたとき,「漢字が思い出せなくて書けない」という事態にならないよう,出そうな漢字は,ちゃんと調べて練習しておきましょう。