「試験勉強」は,本気で勉強するきっかけ
わく☆すた,美月です。
先ほど,東京マラソン事務局からメールが来て,2年連続で東京マラソンの抽選に,落選しました。;_;
競争率が9倍ぐらいなので,落ちる方が普通って感じですが,一度走って,そのいろんな面白さを体感している分だけ,ただただ残念です。
私は,2年前,東京マラソンに当選しました。
当時,あんまり走ってなくって,モチベーションが下がり気味だったところの当選で,「なんとか完走しよう!」とスイッチが入ったのを覚えています。
それから,地道に練習を重ねて,6時間ちょっとかかりましたが,ちゃんと完走することはできました。日々江戸川で走ったのも,皇居でランニング練習したのも,いい想い出です。
東京マラソンの当選が,「走って健康になる」ことの,いいきっかけになったなぁ,と改めて感じます。
「東京マラソン完走」というゴールは,制限時間7時間という無理のない設定で,「頑張ればなんとかいけそう」というハードルに見えました。頑張れば越えられそうな楽しいゴールがあると,人間ちゃんとやるもんだな,と改めて体感しました。
というところで,情報処理技術者試験の話に持って行きます。
情報処理技術者試験のいいところの一つに,「試験をきっかけに,ITの勉強を本気でやる」ことがあると,私は考えています。
「試験合格」というゴールを目指して本気で勉強していると,実力のレベルは格段に上がります。それは,単純に「目の前の仕事」がこなせるというだけでなく,「広い視野で仕事を見ることができる」というレベルの,質的な転換にもなります。
スペシャリスト系の試験に合格するためには,そのスペシャリストに必要な基礎知識を,ひととおり学習する必要があります。その上で,「各スペシャリストにふさわしい物の考え方」を,問題演習などを通じて学びます。本気で合格するために勉強すると,実務で活躍するために必要な,「問題の本質をつかむ力」も身についてきます。
論文試験に合格するためには,自分の今までやってきたことを,客観的に振り返る必要が出てきます。本気で合格するために勉強すると,「人にわかる文章が書ける」という,大事な力も身についてきます。いろいろな職種がある中での,「自分の立場」を意識して,その職種に必要な考え方を身につけることができます。
実務に必要な勉強を,自主的にやればいい,という考え方もあると思います。
もちろん,それが自分でできるなら,それで十分だと思います。ただ,実際にどのような勉強をすればいいのか,という部分で,指針がないといろいろ迷いがでてきます。
情報処理技術者試験は,必要なことがうまく体系化されている試験だと私は感じています。ですので,試験勉強を通じて,ベンダ依存でない,IT全般に必要な実力が身についていきます。
それに,人は,「ゴール」「目標」がないと,なかなかやる気がでないものです。
「試験合格」というのは,ゴールとして分かりやすいですし,それに向かって努力する,というのは,ただやみくもに実力アップを望むよりも,はるかにやりやすいです。
試験があることによって,勉強するという側面は,かなり大きいと感じています。
試験勉強は,本気で勉強するいいきっかけになります。
試験が間近で,いろいろ逃げたくなる時期だと思いますが,最後まで,試験勉強に取り組んでみましょう。