株式会社わくわくスタディワールド

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国語が苦手な人におすすめの本

わく☆すた,美月です。
今日は,IT関係とはちょっと違う,本の紹介です。
読むだけですっきりわかる国語読解力」という文庫本が,最近発売されました。
著者は後藤武士さんと言って,学習塾の先生なので,基本的に学校の勉強や入試についての本です。
この本の特徴は,国語が「苦手な人」向けに書かれていることです。
読解力に不安がある人が,読解力を身につけることが目的の本です。読みやすくするために,細かい正確性はあえて無視していますし,得意な人が読むとちょっとくどいです。
冒頭の「はじめに」に,面白い話が出ていたので紹介します。
『これまで国語の読解には決定的な参考書がありませんでした。理由はいたってカンタン。国語ができない人は文章が読めない,文章が読めない人に文章でものを説明することは,英語がわからない人に英語で英語の勉強を教えるようなものですね。』
確かに,国語が苦手な人には,国語の参考書を読むこと自体が苦痛になると思います。
なので,苦手意識をもったままで,それを克服することは大変だということは,すごく納得しました。
この参考書は,国語が苦手な人でもスラスラ読めるように,ということで,くだけた口調で書かれています。「こんな感じ」とか,「~と読んでしまったらアウトだよね」っていう語り口なので,きっちりした文章が苦手な人にはかなり読みやすいと思います。
それでいて,かなり本質的なことが書いてあるので,「普通の本を読むのが苦手」と感じる方ほど,おすすめな本です。
同じ著者の方に,「最短期間で成績を上げる 最強最後の学習法」という本があって,この本の中には,国語読解力はすべての教科の基礎であって,国語の力がないと,他の教科の勉強にも苦労するということが書かれていました。
確かにその通りで,国語読解力がないと,参考書を読むということ一つとっても,とても大変になると思います。同じ参考書1冊読んでも,受け取れる量は,人によってかなり違います。
今後の勉強を効率的にするためにも,今のうちに国語読解力をつけておくのは,おすすめです。