合格癖をつける
わく☆すた,美月です。
最近,来年の「簿記2級」を受けようかな,って思ってます。中小企業診断士の受験も想定してるんですけど,その前に,会計の基礎ぐらいはちゃんとしておこうと考えてます。
何か高度な試験を受けるときに,ステップアップ用に基礎になるような資格を取る,ってのは,基礎的な力をつける意味でも,合格癖をつける,という意味でもおすすめです。
ということで,今日のテーマは,「合格癖」です。
私は,試験に「合格」「不合格」というのは,実力だけでなく,「癖」「習慣」みたいな部分も大きいと感じてます。なので,その「癖」が治れば,意外とすんなり合格できたりすることも多いです。
情報処理技術者試験の高度区分は,どの区分も合格率10%台の難関資格です。昔みたいに,10%を切ることはなくなってきたものの,それでも受験者の大半が落ちる試験であることには,変わりありません。
なので,情報処理技術者試験だけ受け続けていると,習慣のように「毎回落ちる」という繰り返しにはまってしまうことも多いのです。
これを抜けるための方法としては,「頑張って必死で勉強して受かる」というのが正攻法です。
「もう落ち続けるのはイヤだ!」と決心して,半年間だけ「これ以上はできない」というぐらいまで勉強すると,大体受かります。
私自身は,ネットワークスペシャリストの3回目の受験のときには,これをやりました。後にも先にも,こんなに勉強したことはない,ってぐらいネットワークにはまって勉強したので,結果はちゃんとついてきました。
「次回絶対受かりたい」という方には,自分の成長にもつながりますし,半年間覚悟を決めてやってみる,というのはおすすめです。
あと,もう一つの方法として,今日の表題に書いた,「合格癖をつける」方法があります。
合格も不合格も,「心の癖」的なところがあって,合格し続けてると,次も合格という波に乗りやすくなりますし,落ち続けてると,「どうせまた落ちる」と,最後の一踏ん張りが効かなくなったりします。
ですので,「合格」という成功体験を,なんでもいいから積むことが,結構効いてきます。
例えば,いつでも受けられるベンダー資格があります。
IT関連だと,知識が関連しているものが多いので,受けたときに勉強したことが役立つ資格,というのももちろんあります。ネットワークスペシャリストとシスコのCCNAやCCDAは,結構相性がいいんじゃないかな,と思ってます。
オラクルマスターとデータベーススペシャリストは,関連していなくはない,って程度で,範囲は大分違いますが,まあ,やって損はないと思います。応用情報技術者とSUNのSJC-P(Javaの資格)あたりも,間接的にですが役には立つと思います。
こういった資格は,落ちてもすぐに再挑戦できますし,受かれば自信にもなります。受験料が情報処理技術者試験に比べて大分高めですが,取ればそれなりに役に立ちます。特に,データベーススペシャリストとオラクルマスターなどは,毛色が違う分,両輪で持っているとかなりスペシャリスト性をアピールできます。
それ以外の,基礎的な資格を取ってみるのもおすすめです。
簿記3級は,ちゃんとやりさえすればそれほど時間をかけなくても受かりますし,自信をつけるのには最適な資格だと思います。午前1や応用情報午前でも,会計知識は出題されるようにもなりましたし,情報処理技術者試験にも少しは役立ちます。
簿記3級で受かった後,なんとなく自信がついて,高度区分に連勝した,という人もいますし,意外にあなどれません。
お金には余裕がないけど,時間的には余裕がある人は,「ITパスポート」「基本情報技術者」あたりに戻ってみるのもいいと思います。基礎的な資格で持っていないのがあれば,挑戦してみるのも悪くありません。受験申し込みの段階で,「全然無理」だと判断したら,1回落ちるよりも次につながる可能性があります。
試験まで約5ヶ月,単純に直線的に「4月の合格に向けて勉強」だけだと,続けにくいと思います。
途中に,別の関連のある資格の勉強とか,実務的な勉強とかをはさみつつ,周辺の力をつけていく,というのは,とてもおすすめの方法です。
特に,「合格」というのは,脳にすごく快感がありますので,「もう一度味わいたい」と癖になるものです。合格から遠ざかっている人は,ちょっと勉強すれば受かりそうな試験に挑戦して,その快感を味わってみてください。