やらないことを決める
わく☆すた,美月です。
試験の申し込みも締め切って,試験まであとちょうど2ヶ月ですね。
あと2ヶ月,合格に向けて取り組んでいきましょう。
試験が近くなってくると,どうしても,「あれもやらなきゃ,これもやらなきゃ」と,気が焦ってきますよね。
その時に,全部やろうとすると,自分のやれる範囲の限界を超えて,「もう無理だ~」と,なってしまいがちになります。
ですので,あと2ヶ月しかない今,「やらないこと」を決めることをおすすめします。
もちろん,「やること」を決めることも大事なのですが,「これは絶対やるぞ」という方向の決定は,プレッシャーになります。ですので,ここで,「やらなくってもいい」ことを決めて,気分を楽にしていきましょう。
具体的なところで,私が一番,やらなくてもいいと思ってることは,「買った参考書,問題集を,全部仕上げる」ことです。
「せっかく買ったんだから,もったいない」という感じで,無理に利用しようとしても,あんまり効率は上がらないことが多いです。個人的には,分厚い参考書などは,辞書代わりに使うぐらいで十分なのかな,と感じています。
その他のこととしては,やらなくてもいいこと候補としては,こんなのがあります。
・きれいなまとめノートを作る。
・過去問だけでなく,予想問題を解いてみる。
・参考書を,蛍光ペンなどできれいに彩る
あと,個人的に注意した方がいいこととして,「人に言われたことを安易にやる」ことというのがあります。
会社の同僚や勉強会で会った人などに,「絶対,こうやって勉強した方がいいよ」という感じで,自分の勉強のやり方を押しつけたりする人が時々います。自分が納得して,今までの予定と違うけどやった方がいいかな,と思うのなら,それをやっても問題ないと思います。
でも,ただ単に「言われたから」レベルで,自分の予定を脇に置いてやってみたりすると,あんまりいい結果は生みません。勉強法は,人によって向き不向きは必ずありますので,まず,自分に合ってるかどうかは考えてみてください。
ちょっと話がそれますが,会議などで,「これについて議論しましょう」ということを全部議論していると,時間が足りなくなります。
限られた時間の範囲内で,「何を議論するか」ということをあらかじめ決めておいて,それを話し合う。これは,会議の基本として大事なことです。
試験勉強などは,一見,期間が長いので,なんでもできそうな気がしますが,実はかなり時間は限られています。
仕事をしながら勉強している場合,1日当たりの勉強にかけられる時間は,せいぜい1~2時間だと思います。
試験まであと59日,取れる時間は,1日2時間だとしても,118時間です。この時間を,どうやって活用するか,というのは,一度意識してみてください。
ちなみに,高度区分の過去問は,全部解くだけで1回分が8時間30分かかります。(午前1が50分,午前2が40分,午後1が45分×4,午後2が120分×2:(情報セキュリティスペシャリストで計算。他は多少増減あり。))
過去問演習って,見直したり調べたり,というのを考えると,大体この2~3倍ぐらいはかかりますので,それを踏まえて計画を立てるのがおすすめです。
私の経験から考えても,過去問演習というのは,予想外に時間がかかります。
情報処理技術者試験の勉強をするときの一般的なパターンとしては,2ヶ月前の今頃,というのは,知識の習得は終わって,問題演習に入る時期です。
自分の重点を置きたいところ,補強したいところを踏まえながら,やることを意識してみましょう。
そのとき,「やらないこと」も一緒に決めてみると,大分気が楽になると思います。
自分のリソースの範囲内で,やれることを無理せず進めていきましょう。