本をボロボロにする

わく☆すた,美月です。
最近,スペース確保のため,地道に少しずつスキャナで本を取り込んでいます。
今日取り込んだのは,私の愛用書の「マスタリングTCP/IP 入門編 第4版」の旧版(第3版)です。
この本は,結構ボロボロになっていて,書き込みだらけでした。
ネットワークスペシャリストの試験勉強に使ったのは第2版で,こちらはさらにボロボロで,こんな感じになってます。
中身も書き込みがいっぱいです。
これを見てると,「昔は,こんなことで悩んでたんだなぁ」と,懐かしくなります。
ボロボロになって使わなくなっても,この本だけは愛着があって捨てられません。^^;
本がボロボロになるまで勉強すると,その本に愛着がわきます。そして,本に愛着がわくぐらいになると,合格は近いです。
ただ,これにはちょっと種明かしがあって,私は勉強するとき,最初から「本をボロボロにしよう」と思ってやってます。
別に投げて壊す,という意味ではなく,自然に使うときに,「きれいに使おう」としてないのです。
昔,小さい頃には,「本はきれいに使いなさい!」と祖母や先生などに注意されていました。
図書館の本とか,共有の本はきれいに使う必要がありますが,自分の本となると話は別です。
特に,参考書や教科書など,勉強に使う本は,実は「汚せば汚すほど」周りの評価は上がるのです。
これに気づいたのは,高校生の時でした。
当時,「チャート式微分積分」という本を,ずっと鞄の中に入れて持っていました。実は,最初のうちは「持っていた」だけなのですが,それで鞄の中で擦れて,ボロボロになってしまいました。
すると,まわりの同級生や先生が,「お,頑張って勉強してるね」って感じで声をかけてくれます。
最初は否定していたのですが,そのうちもう「勉強してる」ってことにしておくことにしました。でも,それで勉強していないことがバレるとマズいので,その本はちゃんと1冊マスターしました。
原因と結果が逆ですが,結果的に勉強ははかどった出来事でした。^^;
ということで,私は勉強するときには,参考書を意識して汚しています。
書き込んだり,ラインマーカーをつけたり,付箋をはったり,いろいろ作業もやります。そうすることによって,勉強がはかどりますし,何より「これだけやった」という自信につながります。
ですので,勉強するときには,本がボロボロになるまで,やってみてください。
わざわざボロボロにしなくてもいいですが,「きれいに使う」ことをやめるだけでも,だいぶん違うと思います。
そして,試験本番に,ボロボロになった本を,お守り代わりに持って行きましょう。
それが心の支えになります。