株式会社わくわくスタディワールド

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「締め切り効果」で勉強する

わく☆すた,美月です。
春の情報処理技術者試験まであと9日,すぐそこまで迫ってきましたね。


あせる気持ちも,逃げ出したくなる気持ちも,あると思います。
「あと一週間ちょっとなんて,もうダメだ」とあきらめがちな方もおられると思います。
でも,この時期は,ある意味チャンスです。


昨日ご紹介した,「一生モノの勉強法」という本で,「締め切り効果で時間の流れを制御する」という話がありました。

私は結構,ぎりぎりまでやらないで焦る方なので,締め切り効果にはいつもお世話になっています。^^;


時間があると思うと,「あとでやればいいや」と,つい後回しにしがちなことも,締め切りがあると,なんとなく頑張れます。「一週間後が試験」というのは,勉強を後回しにしない,絶好の機会です。ぜひ,あきらめずに,最後の追い込み,やってみてください。


ただ,この本で言っている「締め切り効果」は,そういう直前の切羽詰まった話ではなく,もう少し建設的な話です。


私の大好きな,デマルコの「デッドライン」に,ソフトウェア開発では,残業を増やすと作業効率が低下する,という話があります。これは,「1時間あたりの仕事量」という話ではなく,「1日でこなせる仕事量」の話です。ですので,会社の残業を禁止している,という会社も結構あります。


勉強するときも,なんとなくやっていると,ダラダラしてしまいます。ダラダラ3時間勉強するより,集中して15分勉強する方が,多くのことを学べることが多いです。その集中するために使うのが,「締め切り効果」です。


勉強する内容を決めた後,あらかじめ「15分以内」など,締め切りを設定します。この時間は,なるべく短めの方がいいです。例えば,午後1の問題を解くとき,私は規定の30分ではなく,「25分」を設定しています。それで,時間が来たら,途中でもやめます。途中で終わるのは,なんとなく本能的にイヤな感じがするので,大体が最後大慌てでも,ひととおり終えることができます。


これをやるときにおすすめなのが,「キッチンタイマー」です。普通の携帯のストップウオッチでもいいと思いますが,カウントダウンした方がより締め切り効果は高まりますし,文字盤は大きい方が使いやすいです。980円ぐらいで売ってますので,気軽に試してみてください。


特に,直前の問題演習には,時間を計るのはおすすめです。時間感覚が身について,落ち着いて試験が受けられるようになります。私は,多分試験をいっぱい受けたからだと思いますが,大体25分がこれくらい,って言う感覚が身についていて,大体その時間で問題を解き終わります(分からない問題は適当に書きますが。。。^^;)。今回から午後1の時間配分が変わりますので,逆に午後1を1問40分で解く,という練習をしてもいいかもしれません。


長く,いっぱい勉強した方がいいとは限りません。集中して,少しずつでも学習していきましょう。