株式会社わくわくスタディワールド

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試験前にあるといい情報,ない方がいい情報

情報処理技術者試験の情報って,質の高い情報も低い情報もごちゃまぜでいっぱいあって,なんか探しづらいなぁ,といつも感じていました。
そこで,ためしにNAVERまとめで,「情報セキュリティスペシャリスト試験 お役立ち情報」をまとめてみました。
はじめて作ったのでまだいまいちですが,徐々に改善していこうと思います。

試験前なので,他の試験区分も含めて,できるかぎりいろいろお役立ち情報を出していけたらな,と考えています。
あと,まとめ情報は意外と役に立つので,誰かが作ってくれるといいな,と感じています。
うちのブログのコメントにあるよりも,いろんな人の役に立つと思います。

あと,春試験の解答速報ですが,わく☆すたでは,原点にかえって,応用情報技術者試験の解答速報を出す予定です。
試験後に作り始めますので,多分午後7時~8時ぐらいの公開になるんじゃないかと考えています。
一緒に解答速報を作ってくれるメンバは,ただ今募集中です。
お問い合わせフォーム」もしくはメールで,ご連絡ください。

というところで,試験直前の今,ついつい焦っていろいろな情報をつかみたくなる頃だと思います。
確かに,直前に見ておいた方がいい情報というのはいろいろあります。

最近はどの試験区分でも,セキュリティ分野の問題数が増えています。
平成24年秋の応用情報技術者なんか,セキュリティだけで11問も出題されていました。
そして,内容も新しいものが多いですので,古い内容が載っている参考書だけだと全然対応しきれません。
そんなとき,新しい技術などを知る上でも,「IPAセキュリティセンター」の情報は役立つと思います。

逆に,今の時期にやるとかえって足を引っ張りがちな,「ない方がいい情報」もあります。
一番の禁じ手は,この時期に「新しい書籍に手を出す」ことです。

本屋に行くと,「1週間で~」とか,「3週間~」とか,直前に手を出したくなる本がいっぱいあります。
この名前は,つい手にとってもらうことが目的でついているだけで,実際に3週間でマスターできる内容ではないです。
内容はいい本も結構あるのですが,直前にこの手の本に手をだすと,やり切れないうちに本番が来ます。

直前一週間は,「今までやった勉強をすべておさらいする」のが一番です。
おさらいしておかないと,勉強したはずなのに言葉が出てこない,ということがよくあるからです。
ざっとでいいので,勉強した参考書や問題集を見直して,忘れていることをチェックすることがおすすめです。

ここまで全然勉強していない,という方は,とにかく「過去問」にだけは目を通しておいてください。
むしろ,「過去問以外は見ない」ぐらいもありです。

分野別にまとまった参考書や問題集は,どうしてもまとめ方に著者の意思が入ってしまいますし,全部の分野やらないとバランスが取れないことが多いです。
時間がないときには,「とりあえず午前の過去問1年分」「午後1の4問全部」みたいな形でこなすことで,ざっとですが全分野について目を通すことが可能になります。

再受験の方で,今まで勉強したことがある方は特に,直前に過去問をみてひととおりおさらいしておくだけでも全然違います。
昔学んだ部分の脳が活性化して,情報を取り出しやすい状態になります。
試験会場で勘を取り戻すよりも,ちょっと前に勘を取り戻しておけば,本番ではフル回転できます。

今持っているあまり手をつけていない教材がある方は,とりあえずそれを学んでみるといいと思います。
役に立てばそれでいいですし,役に立たないことがわかれば,次の年にそれを使って勉強するのをあきらめて,新しい教材に手が出せるからです。
できれば,なるべくボロボロになるように読むと,勉強した雰囲気が出せます。\(^^;ヲイ
ムリだな,と正直思っている人は,少しでも勉強してから受けて,来年につなげるのも賢い戦略だと思います。

情報処理技術者試験の場合,当日欠席される方も多いですし,何も勉強せずに試験会場に行かれる方も多いです。
ですので,合格率は10~20%ぐらいですが,ちゃんと勉強してからいけば,それほど難しい試験ではありません。
新品の参考書を,当日あわてて読んでいる感じの人も多いので,参考書をぼろぼろにして行くと,それだけで「勝った」感じになります。\(^^;ヲイ

まとめると,試験前1週間でやることとしては,次の3つです。
上の1,2が特に大切です。

1.今まで勉強した内容のおさらい
2.過去問(分野別じゃなく年度別)
3.今持っている教材をとりあえずやる

不安になってくると,いろいろ怪しい情報に手を出したくなりますが,それを繰り返すとよけいに不安になってしまいます。
今目の前のやることに集中していきましょう。