株式会社わくわくスタディワールド

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なるべく,幅広く全範囲を勉強する

わく☆すた,美月です。
今日は,データベーススペシャリスト試験の解説原稿を書いていたのですが,今年の午後2は,問1に比べて問2の方が,難易度が高いというか,分量がすごく多い感じです。ちょっと2時間では,解ききれないな,という感じだとは思います。DBの午後2は,大体いつも時間内には解ききれないぐらいの分量が出てきますが,その中でも特に量が多い感じがしました。問2の方がデータモデリング問題で,選んだ人も多かったであろうことを考えると,今年の午後2は難易度が高かったように思います。
データベーススペシャリスト試験は,必ず出てくる範囲というのが決まっていて,データモデリングと正規化がきっちりできれば,大体合格できます。ただ,そのデータモデリングの問題が難しいときには,他の問題も選べる余裕があると,より合格はしやすくなると思います。今年の場合でいうと,午後2問1は,出題頻度は余り高くない,DBMSの問題ですので,DBMSまでひととおり学習していると,受かりやすかったとは思います。
試験直前になって,ぎりぎりで受かりたい,いっぱい勉強している余裕がない,と言うときには,出そうな分野にヤマを貼るのはありだと思います。ただ,それは「勉強していない分野が出る」というリスクが発生する確率が高くなりますので,追い込まれない限りは避けた方が賢明です。
特に,応用情報技術者試験の場合は,全然勉強していない分野があるとそこが穴になりますので,午前対策だけでも,ひととおり全範囲を網羅しておくのがおすすめです。高度午前1も同様,的を絞って勉強しようとしても,出そうな分野だけでも幅広いので,一度ひととおり全分野を学習しておくと,確実に合格する力がつきます。
情報処理技術者試験の各分野は,それぞれが単独で存在しているわけではなくって,いろんな分野が密接にからまりあっているものも多いです。分野間で関連が深いのは,「ネットワークとセキュリティ」「システムアーキテクチャとネットワーク」「データベースとシステム開発」「セキュリティと監査」あたりだと思いますが,このあたりは一方だけ学習していると,片手落ちになることが多いです。
いろんな分野を出題するということは,それだけ,いろんな分野のことを知っておくと役に立つということです。出そうなポイントに絞って学習しようとすると,重要はポイントまで抜け落ちる危険は大きいです。
ですので,今から勉強する場合は,ポイント解説などで絞って学習するのではなく,なるべく,幅広く全範囲を学習していきましょう。