株式会社わくわくスタディワールド

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過去問を解いて教科書を見直す

コメントでご報告もいただきましたが,私も本日,書泉ブックタワーで「徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 平成26年度」の現物を確認できました。
ありがたいことに,ネットワークスペシャリスト教科書の時には棚に少しだけある程度だったのですが,今回は最初から平積みになっています。

本屋のDB教科書

おかげさまでこれで3シリーズ目となります。
消えていく参考書が多い中,「徹底攻略 応用情報技術者 教科書」の来年度版も出させていただけることになり,ありがたい限りです。

これからも精進して,皆様に役に立つ本を書き続けていきたいと思います。

というところで,試験まで1ヶ月も切りましたし,この時期に最適な勉強法について紹介します。

試験前1ヶ月の今の時期,一番大切なのは,過去問演習などの,実際に自分でアウトプットしてみる練習です。
問題を解いて,解答を自分で書いてみて演習することを繰り返すことが,血となり肉となり,実力アップにつながります。

ただ,やみくもに解いて数をこなしているだけだと,逆効果の場合もあります。
理解できていないのに過去問を覚えてしまうと,応用が効かなくなってしまうからです。
そうすると,「過去問は完璧に解けるのに本番では解けない」という事態に陥ります。

ですので,実際に過去問を解くときに大切なのは,「出てきた内容は完全に理解する」ことです。
そのために,わからない言葉があったり,理解できていないことがあったときにはそのままにせず,教科書(参考書)を見直してみることをおすすめします。

辞書的な参考書は,過去問演習のお供に使うと,とても威力を発揮します。
わからない言葉,あいまいな理解の言葉は索引で調べて,しっかり理解していきます。
それだけだと納得がいかない場合は,ネットや他の本なども見てみるとより効果的です。

自分の持っている参考書が,「過去問の疑問を調べても,ほとんど載ってない」と感じる場合には,買い換えた方が賢明です。
情報処理技術者試験の参考書は,ピンからキリまでありますので,ある程度分かってきたらそれを見極める目もできてくると思います。

過去問演習というと,ただ数をこなせばいいと思っている方が多いのですが,実はそんなことはありません。
少なくてもいいので,確実に1問1問理解していくようにすると,実力は目に見えて伸びてきます。

極論を言うと,1問だけでもいいのです。
「完璧に自分のものにした」という問題ができると強いです。

試験までの残り時間も少なくなり,焦りも出る頃だと思います。
焦らず目の前のことを,一つ一つ乗り越えていきましょう。