株式会社わくわくスタディワールド

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「作業興奮」を活用してやる気を出す

最近,なんかやたらとやることが多いのですが,こういう時の方が,いろんな仕事がはかどったりします。
期限が区切られている締切効果も結構大きいのですが,どうも何かをやり続けている状態の時の方が,他のこともやりやすいようです。

勉強や仕事を始めるとき,「なんかやる気が出ないなぁ」と思っていて,ただのんびりしていても,なかなかやる気が出てくることはありません。
こういう時には,「とりあえずやる」ということが,実は一番やる気を出しやすい方法だったりします。
心理学用語で,このことを「作業興奮」というそうです。

やる気のないことでも,とりあえず始めて10分ぐらいたつと,なんとなくやる気が出て続けられるという経験をしたことのある方は多いと思います。
例えば,掃除をやりたくなかったんだけど,始めたらやる気になって,いろんなところをピカピカにした,などです。

勉強でも,とりあえず1問だけでも解いてみよう,とか,1章だけでも読んでみよう,といった形で始めると,意外と気分が乗ってくることが多いのです。
そして,何かのやる気が起きると,それ以外の他のことにもつられてやる気が出てきます。

ですので,なにか「やりたくないけどやらなきゃいけないこと」がある場合に,他の何か「やりたくなくはなくって,とりあえず始められること」をしばらくやってから始めると,意外とスムーズにいくことが多いです。
例えば,「何となく部屋の掃除をしていたら,勉強のやる気も出てきた」という感じで,なんか1つやりとげると,他のこともできそうな気がしてくるのです。

勉強がイヤではない場合には,まずは「とりあえず少しでもいいからやってみる」というのがおすすめです。
作業興奮の状態になるには10分程度と言われていますので,10分ぐらい続けてやってると,少しずつ気分は乗ってくると思います。
イヤでやりたくない,と感じている場合には,他のもっと気持ちよくやれることで気分を乗せてからやると効果的です。

いずれにしても,少しずつでもやり続け,知識を積み重ねていくと,勉強はだんだん楽しくなってきます。
知っていることが多ければ多いほど,それにつながる知識も増え,いろんな見方が学べるからです。
まずはやってみる,このことが一番大切になります。

試験まであと15日,とりあえずラストスパートということで,期間限定でもいいので本気で勉強してみるのがおすすめです。
まずは今日1日だけでも,というぐらいで,積み重ねていくと,段々波に乗ってきます。
息切れする頃には,試験は終わっていると思います。

あと少し,限りある時間を,悔いのないように過ごしていきましょう。