株式会社わくわくスタディワールド

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無理のない範囲で,少しずつ勉強を続ける

わく☆すた,美月です。
私は中学の時テニス部で,毎日一生懸命練習していました。
「エースを狙え」とか,根性で頑張るマンガが流行していた時期で,私も根性出して頑張ってました。タイヤ引きとかウサギ跳びとか,いろいろやっていました。
でも,頑張った割には,県大会で1回しか勝ったこともなく,あんまり強くなった実感はありませんでした。また,あとになって,ウサギ跳びは,体に良くないので今は禁止されているという話を聞いて,なんか悲しくなりました。
もうちょっと,科学的に効果的な方法で練習していたら,少しは強くなっていたのかなぁ,と。。。
今日,ランニングのコーチの方から,怖い話を聞きました。
以前,マラソンの練習をしていたときには,「自分がもう限界!と思うところからあと5分ぐらい」頑張ると,その分限界が伸びる,と聞いて,最後の一踏ん張りを一生懸命頑張っていました。でも,その5分というのは,体に無理がかかるので,「一番故障しやすい」時間帯なんだそうです。
「力も少しは伸びるかもしれないけど,リスクがすごく大きいから,やめた方がいい」とのことでした。確かに,以前は練習していても,故障することが多かったです。最近は,自分のペースで余裕を持って走っているので,全然故障がありません。
何事も無理は禁物なんだと思います。
根性で頑張ると,その時には高い満足感が得られますが,後でマイナスの影響が出ることが多いです。
勉強も,無理して何時間も頑張ると,その後勉強する気がしなくなって,かえって続きません。勉強量を多くするためには,1日にいっぱい勉強するよりも,毎日少しずつ,「こんなんでいいのかな?」という程度を継続させる方が効果的です。
そして,少しずつ勉強していくと,そのうち,「これくらいまでなら楽」と感じられる勉強の量や時間が,少しずつ増えていきます。
セミナーなどで時々,「内容は面白かったけど,6時間も講義を受けることがきつかった。」という話を聞きます。確かに,慣れていないと,6時間机に座ることは苦痛に感じると思います。情報処理技術者試験でも,「1日テストを受けることが一番大変」という人もいます。言われてみれば,6時間机に座っている,というのは,高校性の頃には慣れていましたが,今はできない人も多いと思います。
高度区分に合格するためには,午前1の50分,午前2の40分,午後1の90分,午後2の120分で,合計300分,まるまる5時間を,机に座って過ごす必要があります。午前1が免除だったとしても250分(4時間10分)です。最低限,この時間は集中を切らさず,机に座って問題を解き続ける必要があります。
これは,まったく勉強に慣れていないと,確かにきついとは思います。
ですので,あと2ヶ月,少しずつでも勉強を続けていって,勉強の継続時間を少しずつ伸ばしていくのはおすすめです。その時,せめて2時間ぐらいは,継続して問題を解き続けられるレベルまで慣れておくと,本番は内容だけに集中できると思います。
といっても,最初から2時間は,無理をすることになってしまいますので,5分でも10分でも,少しずつから始めるのがおすすめです。
無理のない範囲で,少しずつ勉強を続けていきましょう。