株式会社わくわくスタディワールド

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解答解説を見比べる

わく☆すた,美月です。
今日,研修で,いろんな人が過去問集を持ってきていました。過去問集には解説があるのですが,これがもう,本によってものすごく差があるのです。
詳しく丁寧に,順を追ってわかりやすく書いているのもあれば,いきなり用語がでてきて,「これが説明???」と謎に感じるものもあります。
安くて5年分とか入ってるのは,お得感はありますが,あんまり役には立たないものが多いです。ただ,高ければわかりやすいか,というとそうでもないものもあったりします。このあたりは,ちゃんと見極めが必要です。
じゃあ,効率的に勉強するには,質のいい参考書を手に入れて,それだけやればいいのか,というと,意外とそれだけでもなかったりします。最初のうちは,なるべくいい本に出会って,基本を固めるのがいいとは思います。そこで間違うと,合格とは全然違う,あさっての方向に連れて行かれる恐れがあるからです。ですので,わく☆すたのDVD「合格への道標」特典のシークレットページでは,おすすめ本だけでなく,「おすすめしない本」も紹介しています。
でも,合格が近くなってきた人は,いろんな本を見比べてみるのも役に立つと思います。特に,過去問の解答解説は,同じ問題の解説なのに,ものすごく差があるので,その違いが勉強になると思います。どの解説がいいのか,立ち読みでもいいので,ぜひ比べてみてください。
私の経験上,「ひどい問題集」を自分で判別できるようになった人は,合格することが多いです。
特に,中身の解説を読んで,「この解説,ありえないよね~」と,つっこみを入れられるのは,間違いなく合格レベルの人です。つっこみを入れるためには,「何が良くって,何が悪いのか」を見極める必要があります。ですので,批判するためにも,ある程度のスキルが必要なのです。
そして,善し悪しの判断ができはじめれば,その判断自体が勉強になります。種類が違うものを見れば,視野も広がりますし,知識が深いレベルで身につきます。何が良くて,何が悪いのかの見分けがつけば,試験本番でも,どのように答案を書くのがベストなのかが見えてきます。
この勉強のために,わざわざ問題集を新たに買う必要はありませんが,「買って失敗しちゃった・・・」と思うものがあれば,活用してみるのもいいと思います。また,自分で解いて難しかった過去問が,他の本でどう解説されているのかを,いろんな本を立ち読みして比べてみるのは,結構勉強になります。
今だから白状しますが,私はネットワークスペシャリストの勉強をしてるとき,神保町の大型書店に何時間も居座って,ずーっと過去問の解説を立ち読みで比較していたことがあります。^^;
当時は,4種類ぐらいしか過去問集,出てなかったですが,解答例も発表されていない時期だったので,かなり多種多様で,面白かったです。
正解を見て,それだけ勉強するのは,最短距離には見えますが,何が不正解かがわかっていないと,応用が利きづらいです。ですので,ひととおりの勉強の終わった方は,なるべくいろんな種類の解答解説を見比べて,判断する目を養ってみてください。